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ノウナイリーヴス  -脳内妄想活性化-

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ノウナイリーヴス -脳内妄想活性化-
ブログ紹介
DSソフト「世界樹の迷宮」シリーズについての脳内ストーリーを
書き散らすのが目的のブログです。

世界樹Vが楽しみです。
今回も2チームでローテーションプレイするぞー。
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世界樹V発売!

2010/04/04 00:24
konozamaから一日遅れで届きました。

今回も2チーム組んで1日置きにローテーションプレイでいきます。それぞれ使える金は各々稼いだ分だけ。ミッションの賞金とかは折半。

ギルド「ベイクルセイダー」 
ベイスターズ+スターダストクルセイダーズ。 ズが文字制限で入らなかった。
黄金の精神を持つ有象無象な連中が集う十字軍。

「ブルーウェーブ海賊団」
プリンセス リリィ
パイレーツ ワグナー
ファランクス シェーラ
ビーストキング テポ
ファーマー カイル

「シーレックス傭兵団」
シノビ キキョウ
モンク ホムラ
ウォリアー ソラナ
ゾディアック コウユウ
バリスタ フィリップ

最終的にこの2チームはシンクロします。まさに合併。


1日目 オリックス
見事に回復役がいない。さしあたってリリィとシェーラに応急手当の心得を付けた。貴族のたしなみってやつよ。
ダガーを振り回す後衛のボーイズたちが見事にお飾り状態。せめて武器のランクは上げたい。そういう点でカイル君に期待がかかる。
スキルは真っ先に採集マスターに全振り。もっと採取ポイント出て来い。
にしても有用な攻撃スキルがほとんどないんじゃないかこのパーティ。先行き不安だ。

2日目 湘南組
大体オリックス組が地図を作ってた後にご登板。初めて入るくせにショートカットとかも平然とガンガン使う。
そこは合理的にプレイってやつさ。
こっちは全体的に火力重視の面子が揃ってるために戦闘の効率が全然違う。でも逆に攻められると脆そう。
レベル1でヤマネコが来ていきなりフィリップとソラナがやられる。どうにか逃亡で全滅は避けられた。
一人でも欠けたら総崩れすんぞコレ。先行き不安だ。

地図を完成させてミッション報告に行ったら経験地もらえてビックリ。レベル1から3に上がってアドバンテージ完全に無くなった。
なんかオリックス組の手柄横取りしちまったみたいで面目ない。まあ妄想的に合ってるかな。
おのぼりの姫さんたちの先を行く傭兵団のライバルって感じで。



さてこっから海にも出れるようになって海賊団の本領発揮かな。
どんどん金稼いでいっぱしになるぞー。

なんか相性良い武器だと攻撃力が普通の値よりハネ上がるのが気になる。
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もういくつ寝ると

2010/03/22 22:41
世界樹V〜♪
やべえよまだギルドや船の名前はおろかメンバーの名前も碌に決まってない有様。

それでも一応の想像としてキャラ面子は大体決めてはみた。

画像


プリンセスチームは海、シノビチームは樹海といった感じで住み分けかな。
でもビーキンとかファーマーとか海で生きないかも。
やっぱ主役的なもんとしてプリンセスはメイン的に据えようかと単純に想像できる。

個人的な妄想としては堅っ苦しい王族生活に嫌気が差して冒険者の道に憧れる姫様の話。
偉そうなだけの貴族階級なんざクソくらえーとばかりに剣術などに熱を入れる変わり者の姫君。

お供のファラ娘を引き連れていざ世界樹へ!と参ったものの当然軽々しくいかないメンバー集め。
シノビチームの面子とは全くソリが合わずライバル関係に。

「貴族の道楽?樹海舐めてんじゃないよ!そんなお飾り剣術が魔物に通用すると思った!?」
平民ナメんなと手合わせで思いっきり鼻っ柱折るウォリアーの姐御。

「恵まれているな ”お姫さま”は」
何か含みを持つ物言いをするシノビ姉。(実は没落した国の王女の家系とか)

「好きでお飾りなんかになってるんじゃないわよ!」
立ち位置的にスタートするのも困難なプリンセス。

「いつからだったっけ 私と○○(姫の名前) 主従とかゴチャっとしたものに縛られて対等な関係じゃなくなったのって」
姫と幼馴染の護衛のファランクス。

そんな中なぜか道楽に付き合おうとする一見荒くれっぽいパイレーツの男。
「俺も変わり者ってやつさ」
軽く知り合ってた地元の農民っ子なども成り行きでメンバーに加わりさあ冒険の始まりだ!

・・・なーんて。
まずは名前考えてかないと。


サブクラスのスキルってのも妄想に深みを持たすスパイスとなると思います。
自分の場合ならプリンセスに剣スキルとか、シノビに姫スキルとか。
しかし今回隠し職もあるのかねえ。
あっても決めたメンバー外すってのは基本したくないからなー。

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1年近くほっぽって

2010/02/07 22:11
今更ながら
祝!世界樹V発売!

結局セブンスは途中で完全にダレてしまったので今回はその分も冒険したい。
それには何は無くとも妄想!キャラの思い入れこそがプレイのモチベも高まるというもの。
ドラクエ9とかも好きにキャラメイクできて楽しめましたし。
というわけでちと延期したようですがその間に妄想を高めて発売に備えるべし。
実際Uの時は色々考えてて楽しかった。今回はそこまでヤバイ気持ちではないものの妄想力はむしろ年を経て高まっているのではないか? なんてな。


さて今回ジョブ・キャラ一新ということで1,2のキャラ達とは切り離してキャラ設定を考える必要が。
T、U合わせて24人と全パターンの半数近くの設定を考えてた身としてはぼちぼちVからは新しい面子で妄想してみたいかなと
思っていただけに嬉しくも悩ましい事態に。
とりあえず今分かるジョブやキャラ絵からどういう性格づけをしようかと考えてみる。

ジョブの立ち位置の時点である程度キャラの性格が想像できるというのも妄想のいいところ。


・プリンス/プリンセス
単純にまず思い浮かぶのが身分を鼻にかけるような高ビーやボンボンタイプ。(ピンチにはヘタレるとなお良し)
あとは夢見がちで力が伴わない感のある理想家とか。
個人的にはこういったタイプが挫折なりして成長、立派になりパーティメンバー達にも信頼されるようになるとかいう展開が大好物。

高貴な身分系にありがちな自分本位で周りを振り回す唯我独尊タイプもありそうだけどあんまそういうタイプは好かん。
逆にそういうタイプが成長キャラみたいになんのかな。

候補としてはバカッ面王子。


・パイレーツ
海展開じゃ独壇場
あらくれ担当
やんごとなき方々とのひと悶着は必至
「海をナメんじゃねえぞボンクラ共が!とっとと王室にでも帰ってろ!」
憎まれ口を叩きながらも密かに成長を見守る兄貴分のポジが浮かんでくる

イメージ的には眼帯(CVヒロシとかもっぱら)がやっぱベストかなー。


・ファランクス
ポジション的にのんびりやさん
パラさんよかさらに重装で鈍重な感じがする
パラディンのようにチームのまとめ役のポジションに付くんだろうか

まる髪さんもいいけどツインテの方がいいかな。男はどっちもオッサンなのは…。重装兵としてはそれでいいはずなんだけども。


・モンク
格闘っ娘っていいすよね
突撃タイプのトラブルメーカーとか 前にデコソド子のポジションでやったな

なんかどっかのアニメだかに出てたような赤髪っ娘に惹かれる。
そろそろ妄想でもボクっ娘を登場させる時期になったか!?


・シノビ
貴族様の護衛なり金で雇われる戦力なりパーティーのポジションは色々
ブシドーまんまなくのいちは捻くれモンとしては除外。クールっぽい方にしようかと。
意外とこっちの方で元没落貴族の生まれでアサシン技術を仕込まれ〜とか想像してみたり。


・ゾディアック
ネクラ担当? スキル的に完全にカスメ+アルケのイメージしかねえなあ。
やるとしたら普通の青年っぽい黒髪メンかな。でもヒネた面の方も別タイプとして捨てがたい。


・ウォーリアー
棍棒ば武器にしてんのが珍しい感じ。
最初に出てた褐色♀も良かったけども黒髪♀がかなり良い感じ。アネゴタイプでイメージが湧く。
男の方も良いけどなー。赤毛のバンダナとか。ただTでリーダータイプにしてた赤毛ソードと被るから見送りかな。


・バリスタ
ガンナー+レンジャーか。
男女比率で考えてこれは男でいこうかな。
グラ見てみないと何とも言えんけど。


・ビーストキング
原住民?
オマエイイヤツ オレショウジキモノスキダ

いまんところ男はタムタム、女はロリーと両極端。
やっぱり残り出てから考える。


・ファーマー
庶民代表?
プリンセスとかの絡みなんて鉄板ですよねー
純朴な性格が人を惹きつけるとかで
ナタで絶賛腹黒推進ぽいですけど俺ぁ腹黒は好かんのであくまで純朴で。

今のパターンが少年少女だから残りはおっさんとか出てたらビビるな。



こうしてみるとやっぱりプリン系はポジ的においしいなあ。
お飾りリーダーから頼れるチームリーダーへと成長する話なんて妄想できそう。


せっかくだからUの時に溜め込んだ妄想でも折を見て吐き出していくか。
プロットみたいなのしかないけども。


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セブンスドラゴン日記

2009/03/26 13:38
いろいろあって現在レベル51。
メタルマックス状態になってからはサムライの村の洞窟をクリア。
しかしいささか戦闘がパターンになりつつある。

ファイター:ディフェンススイッチ→エレメント連発
ナイト:挑発→シルドパニッシュなり連発
メイジ:ナイトにフレイムヴェイル→フレイムなり連発
ヒーラー:回復なりクラフトマナなり連発 やばくなったら奇跡の代行者

大抵これで倒せるもののいささか作業的。FOEの数は無駄に多いから尚更。
ローグなりサムライなりも試してみるべきかと考えるも実際上手くやれてるからなあ。
世界樹Uのプレイみたいに2チームに分けるにしろだいぶ差がついちまったし。
今思えば2チームに分けてたのは戦闘にも特色あって面白かった。

ともあれチマチマと進めています。
しっかしクエストとかめんどくせえなあ。ぼちぼち火力も伸び悩み気味だし。
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ナナドラ日記 

2009/03/16 10:09
現在ゴ=ファ砂漠攻略中。レベル43


3/11
西大陸散策。戦闘がダルく感じてきたやも。
せっかくなんで船でアイゼン地方の裏側に出向く。
ロストバーサーカー出現。滅びた帝国の国に出たやつと大して変わらんだろと思ったら
2匹の攻撃で一気にリーダーのダナンがやられた。 ギャー!
その先で変なボスと対峙。すごい苦戦したもののフレイムヴェイルのお陰でどうにか倒せた。
したらプリンセスのEXスキル覚えた。いらんわい!
ともあれ今のところどう考えても無理だろ!という感じの敵が出てきてないのは救いかも。
パーティのバランスもいいからかな。そのへんのやり応えも程よくて良い感じ。戦闘多くてタルいけど。


3/14
カザンの少女の兄がいるギルド「ラッキーズ」の依頼をこなす。
別の依頼で記憶無くしたハントマンが気になりつつも死んだかもという事実を少女に伝えなかったら何にも起きなかったんでリセット
したらアリジゴクのボスはおろか3匹目のアリジゴクからやり直すハメになった。道中がめんどくせえ。

んでどうにか良い結果に。
「イイハナシダナー」
「奇跡ってあるんですねえ」
「しかしいささか都合的過ぐるでしょう?事実を伝えんとお守りを見せても記憶に反応せんとは」
「まあいいじゃねえか。終わりよければ全てよしってな」

しかしまた旅に出ておっ死んじまわないか不安。まあんなこと言ってたら何もできんか。


3/15
必死こいて覚えたファイターのヘキサスパイクが超弱え…。
MN使わないんでいちおう雑魚倒すにはいいかと覚えてはおいたけど。

メイジのエグゾーストが無いなあと思ってたら海に埋まってた。
フロワロが密集してるとこにあるのは卑怯だわー。普通近寄らねえじゃん。
最初に氷、その次にメインにしてた待望の炎エグゾーストを取得。雷はロクに覚えてないからいいや。探すの手間すぎるし。

しっかしホントエンカウント率の高さはどうにかならんもんか。
せっかく戦闘のテンポが良くてもすぐさま戦闘じゃ結局ストレスだわい。クラニンにも書いたけど。
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ナナドラ日記

2009/03/09 19:04
まったりと進めております。
ちとエンカウント率高くね?いくら戦闘のテンポ良くてもさすがにイライラ。
あんま竹笛も効果無い気もするし。


ギルド名:ルーザーウルブス
負け狼とかそういうのな感じ。メンバー全員どことなく落ちこぼれとかはみ出し者の負け犬ーとかな連中で過去にごたごたあったりなかったりーとか。今後加入する面子も加入条件はそんな連中とか。


3/6
オープニング終了。
いきなりエライ事になってビックリした。
世界各地を巡るとなるとRPGって感じで面白そう。
つかなんだかんだですっかりハマッテルな。

つーか小物竜倒した程度で英雄と期待されても困るばい。
寝てたせいで微妙にメガネからはなじられるし。まあ気持ちは分からんでもないが。


3/9
ワノ国アイゼンに着いた。
長話のおっさんに付き合う英雄達。
長いとは言われてたけど結構聞きやすくはあったと思う。
なんか歳食ってるイメージのせいかリーダーのファイターは別段長話に付き合うのも悪くなさそうだったりして。
他のメンバーが途中で飽きて遊んでんのには笑った。
それ以来リーダーが少し饒舌気味になって後衛陣複雑。影のありそうなリーダーの過去を知れたりして意外とナイトは悪くなさげ。
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七ドラ日記

2009/03/05 23:15
セブンスドラゴン買いました。
世界樹Uの時と比べて期待度が強くなかったので前情報とかもあまり見ないで購入。

編成には悩みましたがサムライがブシドーよろしく構えに1ターンかかるそうなんでガッカリでパス。
結局無難に取説の通りのファイター、ナイト、メイジ、ヒーラーの4人に決定
下手に媚びた様なネコ耳メイジとかはどうも好きになれんと(超偏見)色々考えてみた結果メンバーはこうなった。

ギルド:ルーザーウルブス
ファイター♂→目の鋭い茶髪 ダナン(適当に)
ナイト♂→エルフ耳 シルヴァ(ブロントさんから連想したのは確定的に明らか)
メイジ♂→かぶりもののチビ助 ニーニョ(たまねぎ剣士っぽい気がしたんでそれっぽく)
ヒーラー♀→ローゼンじゃない方 ピルム(黄色い花のエピデンドルムから拝借)

ひとまずこれでプレイしてみますか。ちまちまとプレイ日記でもつけていけたらいいな。
余裕できたら残りのタイプも登録しとかな。しかし予期せずして男女比率が崩れてしまった。
パーティ編成4人ってのも世界樹に慣れた身としては気になるがどうなることやら。
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世界樹妄想SS 8−2 ぴりぴりでこ

2009/02/22 13:49
最近妄想が他のところに取られてしまいがち。書きたいとこだけでもムリクリまとめてみっかな。


『カンパーイ!!』
「お疲れー」
「今日も問題なく探索出来たな!」
「明日には10階に入れそうじゃない?」
「最近めっきり調子いいよなオレら」
「皆の連携あってこその結果だ。そこは誇っていいだろう」


「…」
ナパムチューンと離れた場所で宴会をしているのはイリーナの苛立ちなどどこ吹く風でマイペースでお気楽に進んでいるイル・レガーミの面々。
しかもここのところいやに調子が良く、一時期は階の半分はあった探索の差もほとんどない状況だ。彼らに追い付かれるかと思うとまた苛立ちが浮かんできた。

「おうデコじゃねぇか!最近どうよ」
遠目で彼らの様子を見ていたイリーナに気付いたバジルが呼び掛ける。
「…誰がデコよ。やめなさいよねその呼び方」
「嫌な顔してんなよ。親しみ込めたニックネームって奴さ」
「そういや最近よく顔を合わせるわよね。太っ腹な衛士さんに奢ってもらったとき以来だっけ?」
マリータがついこの前にあった樹海で居眠りをしていた衛士から給金を盗…受け取ったときの話をぼかして言った。
http://worldtree.at.webry.info/200803/article_2.html

「あれはあんたらがたかったようなもんでしょ。それに何も知らないうちらにも奢って連帯責任だなんて。人の金盗ったのに巻き込むなんて信じられないわよ」
「だからあれは使って然るべきところに金が落ちてきたんだって。だいたいアンタ達のメガネさん達も同意してたじゃんか」
チェーダが屁理屈をこねる。確かにこちらの理詰め担当のメガネコンビはそんなもん自己責任で自業自得と切り捨てていたが、それで済む問題ではない。
いくら迷宮の中とはいえ、いっぱしのモラルぐらい持ち合わせるべきだ。純粋な正義感の強さで言えば、イリーナは聖騎士のティラムにも負けない程である。

「まあ、その話はどうでもいいとして。あんた達ももうすぐ10階に着くっていうの?」
「まあ色々調べ残しとかあるけどな。だいたい明日は10階に上がったところで終わりってところか。まあまったりと進めるさ」
「…急いでないの?もう少しであたし達に追い付けるってのに。」
「あ?なんだそりゃ。別に競争してるわけじゃねえだろ。別におまえらが勝手に焦ってるだけじゃねえのか?」

「…何の為に樹海に潜ってるのよ。急がなきゃ手柄も横取りされちゃうかもしれないってのに」
核心を突かれて言葉に知らずと苛立ちが浮かぶ。

「俺は少なくとも今は名誉とかは興味無いなあ。皆でこうやって組んで色々と学んでく事が面白いし」
チェーダがギルドを組んだ始めの頃にはまるで正反対のような返事を返した。
「なんか不機嫌そうね。あんた最近楽しくやれてる?」
マリータが何気なく問い掛ける。不意に出た言葉であり嫌味などない質問であったが、それがイリーナの癇癪の引き金となった。

「何よ楽しくやるって!?命張って迷宮に潜ってるのよあたし達は!バッカじゃないの!?」

急な大声にマリータ達は少し驚くが、様子を見ていたカプリは別段動じる事なく言葉を返す。
「冒険者ってなそんなもんだろう。俺からすりゃバカな真似してるのはお前だがな」
「…? どういう意味よ」
「命を張っているからこそ日々を楽しんで過ごすべきじゃないのか?悔いを残して死んだような連中は大抵気持ちが逸って悪い結果を引き起こす事が多い」


「何の為に迷宮に潜ってるのよ。それを忘れてるんじゃないの?日銭稼いでバカ騒ぎするなんて誰でも出来るわよ」

「誰にも出来る事じゃないぜ?実際」
「あたしが言いたいのはそんな実力あるのに生かしきらないなんて大バカだってのよ!どーせおふれに出てた2層のボス退治もやる気ないんでしょ!?小銭欲しいんならあたしらの近場でウロチョロしないでよ!」
イライラを吐き出すように声を出す。
「ちょっとずいぶんな言い草じゃないの?」
癇癪状態のイリーナに眉をひそめるマリータ。少しして思い切ったようにバジルも口を開いた。
「そこまで好き放題言われちゃ黙ってらんねえな。俺達もやってやろうじゃねえか炎の魔人退治!」
「マジかよ。競ってるとかどうでもいいんじゃなかった?」
「俺ぁ売られた喧嘩は買う性分だからな」
「ま、確かにそろそろハリのある獲物でも取ってみたかったってのはあるかも。」
「ここいらで少し気をいれるとするか」
「…おー」

(お気楽な連中…)
周りに浮かされることなく自分達の雰囲気を保っているカプリ達のチーム。彼らの様子を見て思わずイリーナの刺々しい気分も少しながら抜けたようだった。

ともあれお互いのチームが炎の魔人の首を狙うと格好になった。どちらが先に倒すか競争〜という状態だが…
標的の炎の魔人はそれほど甘い相手では無かった。
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セブンスドラゴン

2009/02/14 16:10





世界樹の別亜種ということでこちらも予約した。
デフォルメキャラなどに当初は違和感があったもののデモムービーの戦闘レスポンスの速さなんかを見てからはなんだかんだで楽しみ。
ただキャラがロストするってのは気になるなあ…
妄想的にドラマチックな展開にはツキモノである「仲間の犠牲」っつーイベントが出来そうだけども自分としてはあんまそういう展開が想像つかん。
実際世界樹で妄想してた面子にも育ててきた中で愛着はあるしそうしたキャラが消えるってのは想像つかんしあんま想像したくない。
でも実際そういう展開になりゃ別の意味でも妄想の余地が広がりそうでもあるか。

こっちもプレイした中での展開をメモしてこうかと思う。その場で考え付いた妄想なんかもありそうだし。
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世界樹妄想SS 8―1 かんしゃくでこ

2009/01/23 18:50
キングクリムゾン!!(展開が)


10階まで辿り着いたナパムチューンの面々。
「やっぱ新しい階に入るとテンション上がるわー。このままどんどん先に進んじゃおうよ!」
「いや、この先どんな魔物が出るか分からないんだ。万一があっちゃ困る。一旦この辺で引き上げよう。ちょうどいい時間帯だしな」
「またー…?」
「私も賛成かな。見たところすぐに地軸があるわけでもなさそうだし」
「なら早いとこ引き上げようや。こちとらあの床の処理なんかでだいぶ疲れてんだ。さすがに腹減ってなー。」
「私も異存はないです」

「むー…。どうせ戻るんだから二度手間じゃんさ…」
「不満なら一人で行ってこいよ。俺らは帰るぞ」
「分かったわよ」

イリーナは探索の進み具合が悪くなっている状況に微妙に苛立ちを感じていた。
それでも他のギルドに比べれば驚異的とも呼べる進行速度なのだが、自分達はもっと出来るはずだという自負している彼女にとっては戦闘をこなし気分が高ぶってきた頃に毎度出るティラムからの切り上げの提案はいささか不満であった。
実際、他の仲間も余力はまだ残っているはずなのだ。メリオルは抜きにするとしても、ユウェレだってまだ何発かは術式が使えるはずと理解している。それにもう少し戦えば研ぎ澄まされた感覚を攻撃に乗せて爆発させられそうなのだが、いつも気力が溜まりきる頃に撤収の命令が入る。イリーナの抱く消化不良のような感覚はこれも要因だった。
以前神経が研ぎ澄まされきった中で出せた敵を一掃した大技。あれを出した後に残った快感は凄まじいものがあった。しかし今は逆にそれを放出出来ないことがストレスになってしまっていた。



2層の探索も終盤に差し掛り、次第にイリーナの不満が目に見えて現れる。樹海の外でもピリピリした態度をとっている状態だ。

「…ご馳走様。先に戻ってるね」
打ち上げの酒場で飯と酒をかっこみ席を立つイリーナ。

「なんかあいつ最近態度悪いよな」
「そりゃお前があいつのやりたいようにやらせないからじゃないのか?今日も不満そうだったろ」
メリオルがティラムに意見する。
「何俺だけの責任にしてんだよ!お前らも俺の意見に賛成してたじゃねぇか!」
「そりゃ今日はそうだけどな。ちょっと慎重派すぎやしないかって話だよ。」
「安全に済むならそれが一番いいんだよ。あそこに出る化け物レベルの連中は万全の状態でも勝てるかどうかわかんない奴らがウヨウヨいるんだから。」
「確かに。」
カミツレも賛同する。彼女のみならずユウェレもティラムの方針には賛成派だ。
「でもあいつの不満ももっともじゃねぇか?何かというとお前安全策に行くじゃねぇか。ちょっとの怪我でも回復させようとするしよ。心配性なんだよお前も。おかげでこっちも気力の減りが早くてなあ」
「だったらお前ももっと気力持つよう技量上げろよ!誰を一番気遣ってると思ってんだ!」
「軽く言ってくれるじゃねえか!」
「あぁ!?」

ゴチーン

「「痛ってえ!!」」

「はいはいギスギスしない!」
ユウェレが呆れた様子で言い争いを止める。相手の頭上にちょっとした氷の固まりを作り、そのまま落とす。頭を冷やせともかかる彼女流の仲裁法だ。
「怒鳴り合っても仕方ないでしょ。少しは落ち着きなさい!」
「…スマン」
「…俺ももうちょい善処するよ」
すっかりかんしゃく玉のような位置付けになった感のイリーナ。
彼女の苛立ちは周りも気付かない所でチームのムードを悪くしつつあった。
そしてそれは彼らのギルド外にも。
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世界樹妄想SS 5―1 先輩

2008/12/19 22:27

その後はチームワークも良くなり、メキメキと頭角を現してきたイル・レガーミの面々。その成長具合は周りも感心するほどである。
特に酒場の親父は驚いていた。襲撃者を退治して欲しいと依頼が出て、誰かに依頼させる間もなく彼らがその首を獲ってきたのだから。
しかもそのギルドがつい先日、当の魔物に返り討ちに遭ったばかりの典型的な初心者ギルド。冒険者達を見てきて長いが、稀にこういう連中が出てくるのが面白い。
「どんな助っ人を呼んだんだお前ら?」
「失礼だなぁ」


一方同期のチームであるナパムチューンの面々。彼らもバジルらより先行していたものの、たむろしている鹿の魔物をかたっぱしから退治したがるイリーナや、地図をしっかり記録しないと気が済まない性質のティラム、壁を調べて隠し通路を発見するユウェレなど、思いの外2階の探索に時間をかけてしまい、さほど探索ペースの差は開くものでは無かった。
最も結果的に色々と得るものもあり、進み具合は順調と言って良かった。

ともあれ3階に着いたナパムチューン。そこで彼らは樹海の奥深さを知ることになる。
「あれ?何でしょうあの変な柱」
3階に入って早々、周りの風景とは異質である物に思わず目を止める面々。何か下から上へと昇っていくようなものを感じ取れる。
「なんか怪しいな。うかつに触れない方が身のた「どれ」 ってオイ!」
慎重な性格のティラムが皆に注意を促そうとした最中にすでにイリーナが謎の柱に触ってしまっていた。

ヴィーン

「!?」
「何だ?」
突如紅い光を帯びて何かが動きだしたような音を上げる柱。急なことに面食らい、何か厄介な事でも起こるのではないかと戸惑う一堂。
「だから言おうとしただろ!何で場当りに動くんだお前は!」
「いやーゴメンゴメン。でも魔物が出てくるわけでもないし。悪い事にはならないんじゃない?」
「お前なあ。これがもし何かエライ事態を引き起こすスイッチとかだったらどうするんだ」

「いや、そこまで大変なものでは無いよ」

「!?」
「誰だアンタ」
ティラムとイリーナの話に突如現れた別の人物。振り向くと紅い髪をした鎧を着込んだ男が立っていた。見た目からしてパラディン、背丈は大きく、年は二十代半ばといったところか。

「その柱は樹海の入り口とその場所を繋ぐ樹海機軸と言うものだ。僕の名前はフロースガル。ベオウルフっていうギルドに属している。言うなれば君らの先輩さ。」
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世界樹妄想SS 4―8 連携

2008/12/10 20:43

「さてと。覚悟は出来てるか?」
2Fへと続く階段のある広場にて相変わらず中心を陣取っている手負いの襲撃者。その風体はさながらこのフロアのボスだ。

「おう。」
「いつでも行ける…」

先制攻撃の奇襲の役割を頼まれたのはチェーダとチリア。もっぱら攻撃を担当するのはチェーダのみなので、必然的に囮の役割も担う事になる。
ちょうど階段の方向を見るように背中を向ける魔物。
「先制は任せたぞ」
他の3人は草陰に隠れながら魔物の反対側に回り込む。

「覚悟しやがれトカゲ野郎」
後ろに回り込み銃を握る手に力を込める。威力も出るベストな距離でいざ構えて銃口を向けたチェーダだが。
「グルル…。」
待ち構えていたかのように向き直る魔物。そしてにじり寄ってくるように距離を詰めてくる。追っては来れまいと思いながらも距離を取る2人だが明らかに平然と追い掛けてくる。よく見ると脚にあった負傷している様子は無い。
「ちょっと待てよ!怪我治ってんじゃん!」
今まで奇襲を掛けられていた身から逆にそれを利用し、不意打ちを仕掛けてきた。雑魚レベルの魔物には無い狡猾さを持っている。これこそがFOEと俗に呼ばれる魔物達の強さでもあるのだ。

「よし良いぜ!こっちからは奇襲の格好だ!」
反対側からバジル達が飛び出す。
「ざけんなー!」
先制攻撃こそ失敗したものの、本来の目的である挟み撃ちの形は成立している。作戦としては何ら問題は無い。
「あの野郎!これじゃ貸しどころの問題じゃねえじゃねえか!」
完全に魔物に追われる格好となったチェーダ達。獲物を狙う側には絶好の状況だが、狙われる方としてはたまったもんでは無い。
どうにか逃げようと走るものの、魔物の脚力の前に巧みに誘導され、壁際へと追い詰められてしまった。
「あいつら何やってんだよ…」
一匹狼なチェーダだったがこの状況では泣き言の一つでも言いたくなってしまう。いざ噛み付こうと飛び掛かる魔物。
「くそ!来やがった!」
ここにきてチリアが口を開く。
「…覚悟を決めるべき。お腹を狙って思い切り撃って!」
「何言ってんだよ!この前も通らなかったんだぜ!」
大まかに撃てる場所は前回の時点ですでに試してある。柔らかそうな腹にしても大した効果は無かった。
「いいから!」
「畜生!どうにでもなれ!!」
飛び掛かってきた所に合わせて力を込めて撃ち放った!

―軟身の呪言

ガオン!
《ギャオオオ!!》
「! 通った!?」
弾丸を喰らい仰け反る魔物。目に見えて効果があった様子。



「今のうちに!」
言いながら距離を取ろうと走り去るチリア達。当然魔物も逃がすまいと後を追い掛ける。
しかしそれと同時に魔物の背後からバジル達が攻撃を仕掛けてきた。背中は頑丈とはいえだいぶ堪える様子である。
邪魔をするなと後ろを向き直るがすでに距離を取ってチリアらと合流済だった。これには魔物も苛立つばかり。
「良くやったな!先制攻撃は成功といったところだな」
「成功じゃねえよ!下手したら喰われる所じゃねえか!」
戦闘の主導権を握った形となりほくそ笑むバジルとあわや危機一髪の事態に文句を言うチェーダ。
それでも獲物を倒すにはまだ遠い。弱らせるにはもう二押しほど必要だ。
「いいか?今からオレらが隙を作るからヤツの口の中に銃をブチ込んでやんな」
「へえ。誰が囮やってくれるんだ?」
「そりゃお前だよ」
言うなり四散するバジル達。魔物の正面にチェーダ一人残る形となった。
「ちょ!ふざけんなって!!」

立ち直った襲撃者が先程の恨みとばかりにチェーダに襲い掛かる!
「!」
一瞬飛び掛かる魔物の動きが鈍る。マリータの鞭が開けた口に巻き付いていた。
チェーダの眼前には格好の標的とも言える大口がおお写しとなり…!
「うらぁ!」 ガオン!
『ギャオゥゥ…!!』
「き、効いた…!」
「ボサッとしてないで!今のうちに距離とるわよ!」
マリータが注意を促す。
「お、おう!」
のたうち回りながらも怒りをぶつけるべく周囲の敵に襲い掛かろうとする手負いの襲撃者。しかし突如身体を巡る痛みに思わず怯んでしまう。

「ようやく毒が回りやがったか」
してやったりの表情で魔物の近くに立つバジルとカプリ。背後から攻撃していたバジル達の武器には毒が塗られていた。狙いは毒を与える事。
「んじゃ頼むぜ」
バジルがすでに構えている態勢のカプリに呼び掛ける。
「巫剣・毒封脚斬!」
特殊な力を剣に込めて魔物の脚に切り付ける。
傷口から巡る毒は身体を痺れさせる成分と化し、思うように脚を動かせなくなってしまった。

「ほーう。大したもんだなー」
感心した口調でバジルが言う。ドクトルマグスの技というものは噂には聞いていたが実際にお目にかかるのは初めてであった。
「もう一押しだな。チリア!」
決して浮かれる事なくパートナーに指示を入れるカプリ。以前から共にいただけあってか互いにやるべき事は理解している。

「汝、頭動かす事叶わず!封!」
チリアの言葉と同時に魔物の口が固く閉ざされる。もがくように戸惑いを浮かべる魔物。
「な、何やったんだ!?」
何かと驚く事の多いチェーダ。カプリが説明をする。
「チリアの得意とする封印の呪言だ。これで奴の技は封じられた。後はトドメだけだ。行くぞ!」
「了解!」
「お、おお!」

ほぼ身体の自由を封じられた魔物を見て勝機を見込んだメンバー。とどめを刺すべく標的へと近づいていく。
しかししぶといのがFOE。残った力を密かに溜め込み、もはや最後の足掻きとばかりに前足の爪をもって斬り付けに近づいてきたカプリに襲い掛かろうとしていた。
しかし。
ガシィ!
《!?》
「まだ腕があるでしょ!気抜いてちゃダメよ!」
攻撃をかけようとした瞬間にタイミング良くマリータの鞭が魔物の腕を縛っていた。
「すまんな。」
言葉少ないながらも助けられた事に感謝を述べてカプリが魔物ヘ斬り付ける。
《ギエェエエ!!》

もはや完全に動きを封じられた手負いの襲撃者。あとは何も出来ずに崩れ落ちるだけであった。


「よっし!リベンジ完了ってな!」
無事に標的を仕留める事に成功し、バジルは溜飲を下げる気分であった。
その横でチェーダが少し惚けた表情で地面に腰を降ろしている。
常人ならすぐさまやられてしまうような化物だった。それは前の時や今回見せた狡猾さからも身に染みて理解している。それを結果的には誰も負傷すること無く討ち倒してしまった。
もちろん一緒に戦ったメンバーの実力あっての戦果だが、それだけでは無い。戦闘中指示されて動いた時には不思議と身体が上手く動き、普段以上の力を出せていた気がする。
チェーダは妙な高揚感のようなものを感じていた。

「どうだい?上手くいったろ?まあ全員の連携あってこそだがな。」
作戦の成功に上機嫌で声をかけるバジル。チェーダも曖昧ながら返事をする。
(これが連携…)
「お前もよくやったぜ。囮役も板についてたもんだ。」
「あ!そういや急に危ない目に遭わせやがって!聞いてた話と違うじゃねえかよ!」
「なあに、おかげで作戦が上手くいったってもんよ。おそらくお前仲間と協力した経験そんな無えだろ。分担し合う事で一つの役割に集中出来るってなもんさ。」

「あの二人なんかいい例だな。息を合わせる事で能力が普段以上にもなる」
魔物から戦利品を採ろうと倒れた魔物を切り分けているカプリとチリアを指差す。
「お喋りしてないで手伝いなさいよ」
切り分けの手伝いをしていたマリータがナイフを片手にやってくる。
「こいつなんかも大したもんだ。周りを見渡して自分がどうすべきか見極めてる。」
「まあ当然よ(あたしも協力した事なんて無いんだけどね)」


「今回の事は良い教訓になったろ。何も何でもかんでも一人で背負い込む必要はねえんだ。ま、個人の実力ってもんも何より大事ではあるけどな。」
「…ああ。」
素直に返事をするチェーダ。最初の頃にしていた尖った目つきや態度はいつのまにかなりを潜めていた。この一連の問題でだいぶ学んだ事はあったようだ。
ぎくしゃくしていた空気も少しながら固まったような雰囲気も出てきた。ようやくチームになったという感じだろう。

「さて、正式にチームがまとまった感じになったところで俺たちギルドの呼び名を決めようじゃねえか」

「いきなり言われてもなぁ…。ぱっと思いつくもんも無いぜ」

「イル・レガーミというのはどうだ?異国の言葉で“絆”を意味する造語だ」

(珍しくカプリのノリがいい…)
「いいんじゃない?普通の呼び名と一味違う感じ。」
「んじゃ決まりだな。それじゃひとまずチーム結成を祝して酒場でも行くか。お前も来るか?」
「え? …ま、まあどうしてもってんなら仕方ないけどな」
「何クールぶってんのよバーカ」
「るっせ!」

かくして駆け出しの身ながらも初級冒険者達を悩ませていた手負いの襲撃者を倒すことに成功したギルド「イル・レガーミ」の面々。
その後このチームも若手の有望株として着実に名を挙げていく事となる。
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世界樹妄想SS 4―7 リベンジ

2008/11/27 22:32


「さて、復活したところであのトカゲ野郎にリベンジといこうか。やられっぱなしってわけにはいかねえよなあ? お前も舐められたまんまじゃ引き下がれねえだろ?」
「な、何言ってんだよ!全然かなわなかったってのに!」
冒険再開の最初の標的として痛い目に遭わされたばかりの手負いの襲撃者を狩ると言う。バジルのぶち挙げた提案にさすがに戸惑うチェーダ。

「それはお前が一人でやったからだろ?今度は5人だ。 やりようはいくらでもあるぜ」
「不意を付けば崩せない相手では無いと見たがな」
カプリも意見に賛同する。
不意をついて駄目だったんだろうが。どうかしてんのかコイツらは。

「チリアの意見はどうなの?」
さすがにマリータも不安の色を隠せない様子。チリアも反対すれば多数決で否決だ。
「私はカプリのパートナー…。カプリの意見は私の意見も同然」
特に迷う様子も無く賛成するチリア。逆に反対意見が少数派になってしまった。
少しの間焦りながら考え込むマリータ。
「…勝算はあるの?」
「チーム全員が上手く立ち回ればな」
「ちょっと恐いけど… …了解!この先行くならどの道あの程度にはびびっていられないもんね。」
これでチェーダ以外賛成の意志を示した。

「おかしいだろ!?アンタなんか死にかけたばっかだってのに!何でわざわざ危険な目に遭いに行くんだよ!」
手痛い目を見せられたばかりのチェーダにとっては理解しがたい話であった。極力危険な目には遭うべきでは無いと言う考えはチェーダのみならず冒険者としての鉄則でもある。

「まだ死んだわけじゃねえからな。やられた借りを返しに行くんだよ。俺が仮に今冒険者やめるとしても、あんなトカゲ野郎にザコだと舐められたままじゃあこの先生きてる甲斐がねえんだよ!」
声を出して吠えるバジル。考えは分からないでもないが、脳裏にはいまだ情けなく逃げ回っていた光景が残っている。それを思うと乗り気にはなりづらい。
「それとも何か?一回しくじったからってもうダメだ〜って泣き言言うってのか。大した腕利きだなあ」
「!」
挑発じみた言葉にチェーダが反応する。確かにこのまま逃げるのはプライドが許さない。
「もっとも、チーム一丸でなきゃ上手く行くかも判らねえ計画だ。だが全員揃えば確実に成功させられる。ま、それでも怖気づいたってんなら仕方ねぇ。強制はしねえさ。」

「待てよ!  …誰が乗らないなんて言ったよ?」
「…そうこないとなあ。」
決心した表情のチェーダの顔を見てバジルは思わずニヤリと笑みを浮かべた。


「よし。んじゃ作戦を立てようじゃねえか。」
酒場にて作戦会議を始めることに。酒場の親父には魔物に返りうちに遭った事からひよっこがどうのと冷やかされたがスルー。
「戦闘においちゃ一番攻撃力があるのはお前だ。それだけにお前の働きが一番大事ってことになるが…。俺の指示に従えるか?」
「問題ねえよ」
怪我の引け目もあり、チェーダも素直に言うことを聞く事にした。

「よし。んでお前の役割だがな。 〜〜」
「…! …」
「やめるか?」

思わぬ役どころを押しつけられたが、何しろ庇ってもらった恩がある。それを反古にして逃げ出すわけにはいかない。
「…今回の事は“借り”にしといてやる」
「何偉そうにしてんのよバーカ」
「うるせえんだよ!」
言いながらも互いに顔の裏では笑っていた。もちろん恐怖心も抱えていたが不思議とやれる気がしていた。
いよいよ次こそがこのパーティの本当の結成日だ。
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世界樹妄想SS 4―6 仲間

2008/11/23 17:51

バジルが入院して2日後。晴れて退院できる事となった。
メンバー達は無事を喜び病院先で出迎える。出迎えにはチェーダの姿もあった。
「無事で何よりだ」
「傷は大丈夫なの?」
「まあ大体はな。それよかチビ助。ちっとこっち来な」
「…? …」
メンバーと少し離れた位置でバツが悪そうにしているチェーダに呼び掛ける。
一瞬何だと思うが、すぐに思い出したようにバジルに近づいていく。

バキィ!

バジルに殴られ吹き飛ばされるチェーダ。
「! ちょ、ちょっといきなり何… !」
突然の事に声を荒げるマリータだがチェーダ自身がそれを制する。
「分かってるじゃねえか。これでお互い様ってな。 あースッとした」

「何でだよ…」
「あん?」
「何であの時わざわざ俺なんか助けたんだよ。入院する事にまでなって。 こんな一発くらいじゃ割に合わないだろ」
「別に理由なんかねえよ」「そんなバカな話あるかよ! 打算とか無しに他人を助けるなんてあるわけがねえんだ!」
「まあ俺もそう思うけどな。昔俺もとんだお人好しに命を救われたもんさ。それが頭にあったかは知らねえけどあの時は自然に身体が動いたんだ。そんなもんだぜ。」
「そんなのバカだよ。」
「あんたその言い草はずいぶんじゃないの?」
「世の中には色々な人間がいるからな。お人好しもいればひねくれ者もいるって事かな」
年長者らしくカプリがまとめに入る。
「んじゃあこれは貸しにしてもらうか。なんてな」
冗談めかしてバジルが言う。
「…これで俺が言う事聞くと思ったら大間違いだからな」
「別に構わねえさ。恩着せる為に助けたんじゃねえっつったろ?貸し借りとかも気にしなくていいぜ」
「納得できねえ…何かモヤモヤする」
自分のいた環境からは考えられない行為にいささか戸惑うチェーダ。
「まあしいて理由を言うんならアレか。同じチームの仲間だからかな。仲間同士助け合うのは当然の話さ」
(仲間…)
頼れる者は自分だけという人生を歩んできたチェーダにとっては馴染みのない言葉だった。


「そういや依頼はどうしたんだ?あの湧き水汲んでこいとかいうヤツ」
「チリアが行って処理してきたよ」


―鋼の棘魚亭
「……。」
「…。」

「依頼…。」
チリアが依頼の品の湧き水をカウンターに置いて呟く。
「お、おう。報酬はそこの棚に入ってるからな。」
「…。」
物音立てずに動いて行くチリア。
(間が持たねえ…。)
何でこういう時は辺りに人が居ないんだと思う店主であった。
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世界樹妄想SS 4―5 師事

2008/11/20 16:39

呆然とその様子を見ていたバジルが我に返ると、静かに牛は地面に倒れ伏していた。すでに呻き声を上げる事無く絶命している。
呆気にとられながら様子を見ると、牛の眉間には3本もの矢が突き刺さっていた。あの一瞬の行動で3発!? 早撃ち自慢でも出来るようなレベルでは無い。
しかしそれ以上に異常なのは自分が死にかけたあの暴れ牛の突進をモロに喰らって平然としてる体力だ。当の本人は何やら倒した牛から売れるものは無いかナイフで切り分けをしだしている。

自分との圧倒的な力量をまざまざと感じ、腰が抜けたように地面に座り込むバジル。
「バ…バケモンか…!?」思わず呟く。今更ながら自分はとんでもない相手と関わってしまったのだろうか。
「んなわけないでしょ。これでも痛いのに変わりは無いんだからね。これくらいの体力なら自然と身につくものよ。あの世界樹で生き延びる為にはさ」
別に気にする事も無くライアが口を開く。バジルが言いたい事はすでに理解しているようだ。
しばらくの間周囲には牛を切り分ける音だけが響く。少しして意を決したようにバジルが口を開いた。
「あ、あのよ。今のが全力って事はだな。オレとやってた時は手加減してたっつー事か?」
舐められる事を嫌う彼だが先程のライアの戦いを見てしまってはそんな事はどうでもいい事になりつつあった。

「ん?何言ってんのよ。あたしはいつでも全力よ。下手に手加減しても仕方ないからね。調子に乗られても困るし、余裕かましててこずるなんて馬鹿としか言えないでしょ?」
「い、いや。今の俺じゃアンタに手も足も出せねえ。本気出されたらひとたまりも無いぜ!」
ライアに勝負を挑んでいた時の事を思い出す。結局一撃も入れられなかったものの、消えるような速度で出される体術による攻撃は最終的には数発程度は見切れるようになっていた。
「それはあんたの筋が良いからよ。実際一蹴されてたじゃない。それでも足は出せてたでしょ」
「…攻撃は出来なかったぜ」
「とにかく。勝負においてあたしは手なんか抜いてない。それは確かよ。やり合えたってんならそれはあんたの実力。第一わざわざあたしにやられてもやり返そうなんて相手はあんたぐらいよ。」
自分の実力を評価され、思わず嬉しくなる。しかしすぐ正気に返り、
「だがよ。今にして思えばこれまですぐに見つけられる場所にいたのは手加減していたろ。その気になりゃアンタなら行方すら掴ませないはずだ」
「まあそこはね。見所あるかなって思ってさ。どこまで本気なのか確認する意味でもしばらくここら近辺をうろついてみるかって思って。別に今は大層な目的があるわけでもないし」
ライアはそう言いながら受けたケガの手当てをする。それを見てバジルが思い出したように叫ぶ。
「それよりそれが一番の問題だ!」
「ん?」
「何でわざわざそんなケガまでして俺を助けたんだ…? そもそもはテメエの命を狙おうとしたってのによ。いくら実力差があるとは言ってもそんな奴相手にこんな真似するなんざバカとしか言い様がねえぜ!」
その問いに別段おかしい事も無いように答える。
「別に深い意味なんてないわよ。目の前で誰かに死なれちゃ気分悪いから。そんだけ。」
「……」
「ほらあんたの分。ケガの具合ならそっちの方が悪いんじゃないの?」
回復薬を投げ渡すライア。自分の常識とはかけ離れた理屈に呆気に取られてしまう。とんだお人好しだ。

「まあ要するにあんたが気に入ったってとこかな。」「名前も知らないって奴をか?」

「覚えてからは思い出したわよ。確かバジルとか言ってたかしら?聞いていた名前なら大体覚えてるわよ」「!」
名乗った覚えは無かったはずだが…。
「〇〇の街の盗賊団のリーダーだっけか?手下みたいなのがバジルの兄貴ーとか言ってたの思い出したのよ。」
「…!」
圧倒的な格の違いから自分の事は眼中に無いとばかり思っていた相手に評価されていたという言葉にバジルは密かに喜びにうち震えていた。それと同時に目の前のこの人物の寛大さと器の大きさに感銘を受けてもいた。
もはや彼女に対する私怨の心は消え、この人のような人物に自分もありたいと思いだしていた。
「…」
「ん?どうしたの?」
「あんた…、まだ若いってのに大した人物だぜ。俺もあんたみたいになれるだろうか?」
「そんな大した事なんて無いって。あたしより立派な人なんかいっぱいいるってば。それならあんたも冒険者になってみたら?その素早い身のこなしなんかレンジャー向けだと思うけどな」
「冒険者か…。そういやあんたもレンジャーだったな。頼む!俺をあんたの子分にしてくれ!」

「はぁ!?何いきなり!? そういうのは弟子とかじゃないの!? …じゃなくって! そんな柄じゃ無いってばあたしは!第一そんな年も変わらないってのに」
「じゃ…じゃぁアレか!? お…俺の嫁さんに!!!」
「な…なんでいきなりそこまで話が飛ぶのよ!! そういう話じゃないでしょ!!」
顔を真っ赤にして叫ぶライア。
「大体わざわざ俺を助けに来るとはそれこそ俺を気に掛けてくれたって事じゃねえか!こりゃ見こまれたってぇ証拠か!」
「意味が違うわよ、もう!」
「よし!この日を持って俺はあんたの舎弟を名乗らせて貰いやす!どこまでもついて行きますぜ姉貴!」
「誰が姉貴よ!」

その後しばらくして全力で行方をくらませられるバジルであった。それでもライアはある程度レンジャーの基礎を教えていった。
そして冒険者となったバジルは導かれるように世界樹の迷宮を訪れる事となる…。


なんか言葉に欠けるなあ。もっと語弊があれば説得力のある話になるんだろか。
・ライア:トリプルショットが使えたのはエトリアの全盛期時代。世界樹での環境から離れる事で研ぎ澄まされきった感覚と腕は多少鈍っていく。バジルから逃げるように去ってから少しして相棒のレイガと合流する。
・バジル:これを機にレンジャーとなる。旅をする中で世界樹の噂を聞いてハイラガードヘやってくる事に。ライアにはアプローチが過ぎた為か半ばで逃げられる。
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世界樹妄想SS  4―4 レベルS

2008/11/18 20:39
前回のライアは別件の用事終わったーの方が良いかも



「あいつが暴れ牛か…。予想してたよりデケえな」

村と街を繋ぐ森の街道。その道中のど真ん中で巨大な怪物とでも言うべき牛が堂々と我がもの顔で地に寝そべっている。
「さーて。いっちょやってやろうか。」
主力武器である道具や小剣を抱え、相手の後ろに対し奇襲をかけるのであった。

「ハッ、ハッ、ハ…」
森への道を風のように駆けるライア。暴れ牛の依頼を受けた者に対する何やら一抹の不安があった。多少出歯亀となろうとも、自分の目の届く範囲で悪い事態は起こさせたくはない。
(おせっかいか…。)
彼女の頭の中にはかつての仲間達の顔が浮かんでいた。




「クソッ!しぶとい野郎だぜ!」
こちらはバジルと暴れ牛。ナイフや秘蔵の術式札など出来る限りの手数の攻撃を浴びせつつも一向に怯む気配は無い。
そんな中で一気に暴れ牛が通常とは違う突進をぶちかましてきた。とっさに回避行動を取るが完全には避け切れず、思い切り吹き飛ばされる程の衝撃を受ける。「ガハッ!!」
身体がバラバラになりそうな衝撃だ。
完全に喰らわなかっただけでもこの威力。モロにでも喰らおうものなら間違いなく死ぬ。
死ぬ?今まで意識などしたことも無かったがこれは深刻にヤバい状況なのか。牛は今一度突進をぶちかまそうと地面を足で慣らしている。
コイツは一人では荷が重い相手だったか。逃げようと思っても先程の突進の後遺症が残って思い切り走れそうに無い。こりゃダメだとぼんやりした意識で前を見つめるしか無かった。
そろそろこっちにやってくるかと思ったその時。

ドスッ!
「グォォ!?」
どこからか牛に矢が突き刺さった。それと同時に息を切らしながらライアが現れる。
「間に合った! …やっぱりアンタか!」

「な!?」
突然現れた意外な人物にバジルは驚いていた。
それでも牛は気にせず本来の標的に向かおうとする。しかしそれを遮るかのようにライアの矢が突き刺さっていく。
「ほらこっちこっち!」
それと同時に独特の足音を立てて動き回るライア。その音が気に障ったのか、完全に標的をバジルに定めていた暴れ牛が突然ターゲットを変えてきた。

「な…何をしたんだ? いやそれより、何でアイツがわざわざ俺を助けるような真似を…!?」


「ほらほらこっちよノロマ!」
さながら挑発するかの如く暴れ牛の近くの距離を駆け回るライア。さすがにうっとうしく思ったか、しだいに鼻息も荒くなっていく。「よっと」
一呼吸置くかと少し距離を取ったライアだったが、それを隙と見た牛は一気に距離を詰め、正面のライアに突進をぶちかました!

「ん? うあっ!」
至近距離にいたライアには暴れ牛の突進をモロに喰らう形となってしまった。
「お、おい!!」
軽々と吹き飛ばされる身体。地面に倒れ伏し、動く様子も無い。

あの突進はそれこそ必殺の一撃だ。まともに受ければ命は無いとこの身で実感したばかり。

「クソったれがァ!!」
こうなれば玉砕上等とばかりに力を振り絞る。あいつの犠牲を無駄にしない為に…!
「痛ったいわねこの野郎!」
も?

突進を喰らい倒れていたはずのライアだったがさも問題無いかのように起き上がっている。
「へ?」
「もう怒った!本気でブッ倒させてもらうわよ!!」
叫び声をあげると同時に力強く地面を踏み飛ばし、明らかに常人とは違う速度で牛の周りを走り回る。その動きにはさしもの暴れ牛も戸惑いを覚え、狙いを定めきれない。それでも獲物を仕留めるべく、必殺の突撃の構えを取る。これにはいくら動きの速さだけでは躱せるものでは無い。

「あ、危ねえ!!」
『ナメてんじゃないわよ!こちとらもっとヤバい奴らとやりあって来たっての!!』
真っ向から敵を見据え叫び、気迫を込めて弓を構えて暴れ牛に突撃する。その気迫からは相対する巨大な牛の威圧感など比較にならないほどの強烈な圧力を感じられた気がした。
(何だ…? 今の)
圧力にあてられてか、バジルには傍観する事しか出来ない。
先程受けたダメージの恐怖を一期だにせず瞬足で駆け抜け、一気に跳躍し暴れ牛の頭の近くへと迫り、そして渾身の力を込めて矢を眉間に突き立てた!



・暴れ牛:ドゥームバイソン。初見の時は良い思い出が無い。
・ライア:この頃はエトリアを出たばかりでLv70くらいと考える。タフさも他とは段違い。
・バジル:適当に考えてシーフLv20くらいとか考えると妥当かな。
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世界樹妄想SS   4―3 いつまで昔の話を?

2008/11/13 21:40
世界樹の迷宮漫画買いました。やっぱりこういう話はいいなあ。妄想が刺激される。


一人国を出たバジルはその後ライアの行方を追い続け、ついに姿を見つける事に成功する。

「久しぶりだな…伝説のレンジャーさんよぉ! テメエに潰された盗賊団の恨み、今晴らさせてもらうぜ!!」
「? …誰?」
「んな!? 国にその名を轟かせたスパイス団(仮)の首領であるこの俺を知らないってのか!?」
「そういう類の輩は沢山逢ってきたからねえ。て言うかダサいチーム名ね」
「何だとこのアマ!ちんちくりんのクセしやがって!」
バキィ!
逆上して襲い掛かるバジル。しかし一瞬でコテンパンにのされてしまった。
「誰がチンチクリンだって…?」
拳を鳴らしながら詰め寄るライア。逆上していたのは彼女の方であった。ツバキのみならずピースメインのメンバーにはコンプレックス持ちが案外多かったりする。彼女達は恨みを買うよりもそこをからかわれる方に怒りを感じるタイプである。
「次体のこと言ったら殺すわよ!」
一瞥して去っていくライア。バジルは本気の言葉に心底恐怖を感じていた。
それでもおいそれと引き下がるわけにはいかず、二度とタブーには触れまいと誓いつつ、引き続きライアの行方を追ってはブチのめされるということを繰り返していた。


「覚悟しやがれ!」
「え… ていうか誰?」
バキィ

「ここで逢ったが百年目!」
「いや知らないってばあんたなんか」
バキィ

「またあんた!?しっつこいわねー」
「やっと覚えてくれたか! (報われた…) ってあれ?」
バキィ

「誰だか知らないけど話にならないわよ。出直してきなさい」
「くそー… 次こそは」

繰り返すうちになんとはなしに屈辱のようなものは薄れつつあった。そういったやり取りを何度も繰り返していく中。

「!」
(かわせた!?)
いつも一撃で倒されるはずの攻撃を見切る事に成功したのだ。
「よっしゃあ!覚悟しやが…! れ」
ゲシィ!

もっとも次の瞬間には蹴りが見舞われていたが。
「あんたもホントしつこいわよねー。いい加減懲りなさいよ」
「…へ、へへ…テメエの速さにも慣れてきたぜ…! 覚悟しとけよ!すぐにテメエの鼻を明かしてやるぜ!」
毎度の如くボロボロになりながらもバジルは内心喜びを感じていた。
「マグレ一回程度で調子に乗らないの。本気で勝負したいならいちいちかかって来ないで修業でもしてきなさいよね」
言うなり当て身の一撃。毎度のように意識を失ったバジルが目を覚ますとライアは姿を消していた。

その後はライアの行方を知るために近くの酒場へ赴く。冒険者の事を知るにはどこでも酒場はうってつけだ。
「おうあんた、こんな冒険者見たことねえか?」
「そりゃレンジャーかい? ああ、昨日酒場に来てたぜ。確か隣街の依頼を受けるとか言ってたかな」

自分で描いた似顔絵を見せて行方を探す。この他にも手先の器用さが生き捜索はうまくはかどり、その上いつもそう遠くない場所にいるので見つけるのは容易であった。そのついでに路銀目当てに賞金稼ぎの依頼を適当にこなして行くうちに密かに腕も上がりつつあった。そんな中で。


「暴れ牛退治だぁ?」
「はい。近頃になりわしらの村と余所の街をつなぐ林の道にそれはもう恐ろしい暴れ牛が出没したのですじゃ。すでに被害も大きくなりつつあり、このままではこの村は立ち行かなくなってしまう。どうかあ奴を退治して下さらぬか」

なぜかとある村で魔物退治を請け負う事になった。
「んなもんてめえらでどうにかすりゃいい話だろうが」
「それが出来ないから頼んでいますのじゃ。今この村にまともに動けるのはは子供と老人しかおらぬのです」

(あの野郎が近くにいるってのに)
「お兄ちゃんお願い! 僕のお父さんもケガしちゃったんだ」
「ま、ガキんちょにゃ荷が重い話か。」

それでもちびっ子には甘い性分の男。修業という面でも依頼を受けてみる事にした。
(腕試しといくか)

「こんにちはー」
「おお、ライア殿か。わざわざ様子を見て来てもらってご苦労じゃった。ちょうど今、腕の立ちそうな若者に討伐の依頼を頼んだ所じゃて」
「あら、どんな人?」
「すらりとした金髪の若者でな。身のこなしが凄そうな方じゃ。」
(もしかして…アイツかな? だけどそんな甘い相手じゃ無いわよアレは)
被害を食い止めるべく事前に様子を見てきたライア。予想するにあれは世界樹にも出現するような突然変異だ。
世界樹に来てから知ったが、迷宮の外であってもそういう動物が妙な進化を遂げ、魔物となる例も少なくはない。世界樹の力で世界を復興させた弊害のようなものであるようだが、そういう事を突き詰めるのは科学者の仕事であり、冒険者には眼前の問題を片付けるのが仕事だ。
そういうタイプは並の冒険者では手に負えないかもしれない。特に一人でならなおさらだ。
「…私も行ってみます」
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世界樹妄想SS  4―2 昔の話

2008/11/06 20:48

バジルが率いていた盗賊団は一人の冒険者によって瞬く間に壊滅させられたのであった。20人近くいたメンバーは全員自警団らに捕まり、牢に入れられてしまった。
「畜生あのアマ…!たった一人で俺たちを倒すなんてふざけた真似しやがって…! いつか目に物見せてやらぁ!」
牢の中で自分に屈辱を味わせた女レンジャーに復讐を誓う盗賊団リーダーのバジル。負ける事や挫折などを知らなかった身には受け入れられない事態であった。
「やめときましょうよリーダー。ありゃバケモンだ。俺たちが百人いたって適いっこねえ」
怒り心頭のリーダーを諫める手下達。口々に話を始めだす。
「あの女、噂ではエトリアの世界樹を制覇したっていう伝説のレンジャーらしいですぜ」
「なんだいそいつぁ?」
「“神射手”のライア。奴に狙われた標的は襲われている事を認識する事無くやられていくそうな。伝説になったあの冒険者ギルドメンバーの中でも最強じゃないかって噂もあるらしいって話だ」
「そりゃ俺たちがどうにか出来る相手じゃないわな」
リーダーとは対照的に諦めが先行しサバサバとした様子の手下達。それを見て寝転がっていたバジルが思わず立ち上がる。

「情けねえ野郎共だぜ!!たかが女一人に勝手やられて何とも思わねえのか!?」
「女がどうとか言ってられるもんじゃないでしょ。今の時代」
この世界に今や性別の違いは無い。女だろうが子供だろうが老人だろうが誰しも冒険者などで名をはせる事が出来る時代だ。それでも妙な過去の常識として戦いは男がやるものといった考え等がある者も未だ多い。
「やめましょうってば。現にこうして誰もアイツについて来れずにブチのめされたじゃないっすか。」
「俺ぁ何が起きたかも分からなかったわ」 「俺もだ」
まるで幻のように気配を消し去り次々と倒れていった仲間達。そもそも自分達を倒した相手など存在していたのか。理解を越えた存在に影ながら恐怖を覚えつつあった。
「俺はついていったぞ」
憮然とした表情で反論するバジル
「結局すぐやられたじゃないっすか」
「もし本気であいつを狙うってんならついていけねえ。今度こそ殺されちまう」
「…勝手にしろ」

もはや心を折られた状態の手下達。圧倒的な実力差を目にすると立ち向かう気力すら無くなるというがまさにそれだった。それを見越して奴は徹底的にやったようだが冗談ではない。俺をその辺の奴らと一緒にしてんじゃねえ。絶対に一泡吹かせてやる。
そう固く誓ったバジルは体調の回復を待ち、密かに持ち前の器用さで牢を脱出し一人で自らに敗北を味わわせた女レンジャーを追うべく行動を開始した。


・手下:バジルより若いチンピラ予備軍。痛い目を見た事でその後更正したらしく自警団の手伝いをしていると後にバジルも知った
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世界樹妄想SS 4−1 時には昔の話を

2008/11/02 21:39

今から2年程前。
エトリアから少し離れた所にある国。ここに名の知れた盗賊団が幅を利かせていた。
主に近辺を通りかかるキャラバンや冒険者の一団を狙い、金目の物を頂くのが活動の目的であり、その若い盗賊団の一行としてリーダーを努めていたのがバジルだった。元来足の早さと手癖の悪さには定評があった上、腕っぷしも強く、チンピラ連中を纏めあげるリーダーシップを持っていた。

「いやー今日の獲物もチョロいもんでしたね兄貴!」
「自警団の連中泡喰ってやがったな!」
「なあに俺達にかなう奴らなんざいやしないってなもんよ!」
等と部下達も図に乗ったチンピラ的なセリフを吐く毎日。
我がもの顔で振る舞う連中に周辺住民も手を焼いていた。業を煮やした者達は街にやって来る冒険者達に対処を依頼する事にした。
それでも返り討ちにされる者は後を断たず、悪循環となりつつあった中、一人の若いレンジャーが依頼を請け負った。たった一人で二十人近い盗賊団を相手に出来るのかと不安がる者達を尻目に、彼女は平然とした態度で盗賊団の縄張りへと向かっていった。

「おーい兄貴。何者かが俺らのナワバリに来てるらしいですぜ。」
「わざわざお客さんが来てくれるとはな。軽く歓迎してやんな!」


「おう姉ちゃん。ここがどこだか分かってるのかい?一体何しに来たんだろうなあ?」
やってきたレンジャーを数人で取り囲むと茶化すように話し掛ける手下達。
「街の人に頼まれたんでね。あんた達を懲らしめに来たのよ」
キッパリと言い放つ女レンジャー。
「うひゃひゃ!たかが女一人で!?そりゃいいや!痛い目見る前に帰った方が身の為だぜ!」
「何されるかわかったもんじゃねえぞ?相手が何だろうと敵対する相手には容赦しないのが俺たちだからな!」
へらへら笑いながら喋る盗賊達。それを聞いた彼女は顔色一つ変える事なく
「そう。覚悟は出来てるみたいね」
一瞬の間に体術で周りにいた連中を蹴散らした。
「私もよ」
これを遠くで見ていたバジルらも只者では無い事を感じ取り一斉にかかる。
しかしまるで幻のように姿を捉えることは叶わず、風が吹くかのように薙ぎ倒されていく盗賊団の者達。
こんなバカな話があるか。気がつけば自分一人となっていたバジルだが、決して臆する事無く彼女の行く先を掴み、意地を見せるべく立ち向かう。

「俺達を舐めてんじゃねえぞ!」
「舐める?そんな考えなんか欠片も持っていないわ」
そう言うと一気に距離を詰め、腕を極めに掛かる

「どんな相手だろうと侮るようなマネはしない。冒険者としての鉄則よ」
言い終わると躊躇う事無く関節と当て身を決め、バジルは腕の痛みと共に意識を失った。


・ライア:レンジャー。この時世界樹を制覇した後であり、メンバー全員そこいらの奴とは比較にならない実力がある レイガとは少し離れて行動してた時期の話
・バジル:チンピラ。盗賊まがいの事はしてたけどもあんまりヤバイ事はしてなかった。それでも周りには煙たがられてたが
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世界樹妄想SS 3―9 失態

2008/10/28 18:56

――施薬院の病院にて
怪我人の治療を待つ場所でマリータとチェーダが座りこんでいる。明確な重傷者を出したという点で一行にも落胆の色が大きい。
しばし互いに押し黙る中でマリータが呟く。
「…どうしてくれるのよ。こんな事になって。」
その一言を期にそれとなく口にしなかった文句が出てきてしまう。
「一人で樹海を歩けるとでも思ってたの?だとしたらとんでもない思い上がりよ。自分に自信持ってる腕利きが樹海から帰って来なかったーなんて話あたしでもよく耳にしてたわよ」
「俺は…今まで一人で生きてきたんだ 故郷の戦争だって自分だけで生き延びてきた …あんな奴くらい一人で」
「いい加減に意地張るのやめなよ! 天涯孤独の身だって?だから何!? そんな生い立ちがどうとか腕利きだなんてプライドなんか捨てなさいよ!つまんない意地張ってあのザマ? プライドなんかねえ、そんなもん抱えて死ぬなんてまっぴらゴメンだわ!」
「…お前なんかに分かるかよ 馴れ合いなんかしてもロクな目に合わねえんだ」
「! …あんた…」
今の言葉にチェーダの軽い人間不信のようなものを感じた。
悪態をつきながらも声に覇気は無い。今のチェーダの心の中には様々な感情が入り入り混じっていた。

待合室の近くの扉が開く。つきそいで出ていたカプリ達が戻ってきた。
「バジルの容態はどう!?」
「大事には至らなかったそうだが多少入院の必要があるそうだ。バジルが退院する迄は各自休みになるな」
「…探索は遅れるけど仕方ないわよね。一人でなんか樹海にいれるもんじゃ無いし」
あてつけ的に語りかけるマリータ。
「…」

二人の険悪な様子を見てカプリは軽く溜息をつく。
「大体の話は聞こえていた。馴れ合いなど自分のプライドが許さない。そういう事を言っていたな。だが俺が言うのも何だが今回の事でお前はあいつに二度借りを作った事になる。それを返さずにプライドを語るなどおこがましいと思うがな」
「…脅しでもかけてるのかよ。俺が逃げる真似なんかしないように」
「俺の価値観を話しただけさ。辞めたいのなら無理に止める必要も無いさ。何をしようとも行動を決めるのは自分自身だ」

カプリと一緒にいたチリアも口を開く。
「最初に言った…。慢心は一番愚かな行為… 今のあなたすごくカッコ悪い…」
「チッ!やってられっかよ!」
年下に挑発されるのが癪に触ったのかこの場を去ろうとする。とっさにマリータも立ち上がる。
「言われっ放しで逃げる気? みっともないのが何よ! 見返してやろうとか考えないの!?」
「グチグチうっせえんだよお前は!!」
マリータを睨み付けるチェーダだったがすぐに戸惑いが浮かんでしまう。
彼女の瞳に涙が浮かんでいた。一同は少しの間押し黙りその後マリータは脇目も振らず走り去っていった。
「あ…」
「…彼女今回の事は自分にも責任あるかもってこぼしてた」
また少し戸惑う中でチリアの話から思ってもなかった事を知らされた。

「チェーダ一人だけを責められる問題ではない。今回の事は意思疎通が不十分だった我々全員の責任でもある。お前も不用意な言葉は慎め」 「ごめんなさい…」
カプリに諫められるチリア。たまにトゲのある言葉を吐くのは彼女の悪い癖だ。
「……」


街から少し離れた見晴らしのいい丘。誰もいない場所でチェーダが一人今日の事を思い明かしていた。

《「二日後に退院する。その時に来るか来ないかは自由だ」》

《「この先どうするかはお前の自由だ。何にせよ今回の事をどう受け取るか見させてもらうよ」》

「… … チクショウ…」
情けないやら悔しいやらの気持ちがない混じりどうにもならないでいた。



一方施薬院の病院。病室のベッドでまどろみながらバジルは自分の行動を振り返っていた。


『危ねぇ!!』

『…なんで…』


(何でだろうなー…。)

あくまでも自分が本位だったはずだ。それがどういう風の吹き回しで他人の為に自分が痛い目にあうようなバカな真似をしちまったんだか。
そうして考えを巡らしているうちに眠りについていた。
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世界樹Uコンプリート完了!

2008/10/24 19:59
どうにか幼子撃破!
いやあ引退しないでも勝てるもんだ。まあ結局ペイン頼みでしたが。あまり戦闘前から瀕死状態にはさせておきたく無かったのだけれども…。でも各員常時瀕死状態だったんで公平と言えば公平かな?
しかし本当レジストデッド様々。メンバー全員歯を食いしばりすぎてすり減ってるんじゃなかろうか。
何度やられても立ち上がり続け、まさに全員プレーでもぎ取った勝利。ともあれこれでようやくコンプ完了と思うと感慨もひとしお。あとは旧メンバーのレベルを70まで上げたら完全に終了か。メインメンバーも引退詐欺して71までにしたい気もするけど… 24人いると考えるとさすがに面倒かな。

撃破記念としてメンバーのステータスと主なスキルをメモ

・ナナリス(バード♂)
E:真竜の剣 ヒュメンの衣 覇王の手甲 フォレストランナー
スキル:ホーリーギフト 猛き戦い 蛮族行進曲 耐邪の鎮魂歌
いろいろ装備つけたらAGIが98になった。結構素でも早いのね。

・マリータ(ダークハンター♀)
E:クイーンズボンテージ ボンテージレザー フォレストランナー グレートヘルム
スキル:トラッピングTU、エクスタシー ジエンド ヘッドボンテージマスター
     STRブースト10 レッグ4 アーム3
幼子の属性攻撃おいしいですと思ってたら結構外すこと多くてガッカリ。
クイーンズボンテージって男ダクハンに合わないような気がする

・ティラム(パラディン♂)
E:ドラグヴァンディル フルコンバット 青生生魂の盾 覇王の手甲
スキル:シールドスマイト フロント・フル・チョイスマスター フリーズ・ショックマスター ファイア6
火攻撃は難儀でした。フルとかチョイスガードとか微妙だったなあ。

・メリオル(メディック♂)
E:氷河の鉄杖 退魔のコート アンゼリカキャップ 光輝の腕輪
スキル:博識 フルヒーリング リザレクション レジストデッドマスター
     あとはフルリフレ4とか捨て身2とかフルヒール1とか
リカバリ系は無視してたんで困る状況も多々あり。石化はテリアカ頼み。

・チリア(カースメイカー♀)
E:スターダスト 公国の紋章 生命のベルト×2
スキル:HPブースト8 変化5 睡眠5 ペイン10 力払い5 上肢封5など
ふだんは呪詛の鎖とミラージュロッドつけてましたがなりふりかまってられんと装備変更。
ホントに足向けて寝れません。
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ひさびさプレイ日記  〜最後の聖戦〜

2008/10/21 21:36
DS版FEにも一段落したので長らくほったらかしにしておいた隠しボスの幼子に挑戦してみる事に。
TのセルはWikiを見て攻略したので今回は自力でやりたいと思い攻略法は未だ見てません。
それでも夜よか昼の方が楽とかいう話を聞いてたのでそれには合わせて挑戦。
溜め込んだ金を専用装備とレア薬に全てつぎ込む。これで最後だしな。
レベル70にしたメンバーはペットを除いた主力11人。はたしてこれで勝てるのか。
最初のメンバー編成としてボンテージ+トラッピングのマリータ(ダクハン)、完全防御が頼みの綱のティラム(パラ)、
レジストデッド様々のメリオル(メディ)、耐邪が頼もしいナナリス(バード)、アタッカーとしてカミツレ(ブシ)
この5人でまずは戦法をつかもうと特攻。
どうにか10ターンほど粘りながらも一蹴される事に。それよかアタッカーのカミツレが全然役に立たん。死人ツバメでも600行かないってのは辛い。
これならと思いペイン担当にカスメのチリアを抜擢。ホントいつもお世話になってます。
2〜3回程行動パターンをメモりながらどうにかパターンを掴む。案外ランダムな所もあって一筋縄ではいかない感じ。

孤独〜や去れ〜は完全防御に頼るしか無い状況。属性攻撃3連発は絶好のトラッピングチャンス。ファイアガードが6止まりなのは泣き所。ていうかティラムが案外相手の攻撃で生き延びることが多くさすがパラディンと感心。それでも他の面子がたいてい一発死なんでどうにもなりませんが。
防御担当は男3人、アタッカーは女2人と相変わらずな割り振り。つーかマリータもっとトラッピング当ててくれ。装備品も一考すべきか。
フォースにおいてはアクセラUは4つしか無い現状、ムダな使い方は出来んので緻密な作戦が要求される。
しかし久々に燃える戦いになりそうです。

つーかチリアの変化とか使ったら弱体打ち消すどころか超回復しやがった。ありゃ無いわ。しかし逆に言えばあの回復量こそ奴の総体力と見た。
マリータとティラムのフォースを上手いことフル活用すればどうにかなるやもしれん。実際半分近くまでは追いこんでるし。
最初からチリアの体力を減らして望めばもっといけるかも。心苦しいが正直手段を選べる状況では無い。
全裸カウンターとか狙えるかなと思いナナリスの代わりにソードのイリーナを入れたら状態異常パレードの踊り狂えで見事に全滅。やっぱバードはいないとキツイか。
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世界樹妄想SS 3―8 撤収

2008/10/20 16:31

チェーダが向き直るとバジルが襲撃者の噛み付きを喰らっていた。      
「ぐあっ! …痛ってえなこの野郎!!」
肩から思い切り噛まれているような状況ながらどうにか口の中に向けて矢を放つ。
『ギャエー!』
さすがに魔物も堪らず噛み付きを離した。
「バジル!」
魔物が怯んでいる隙に負傷したバジルに近づくカプリら他のメンバー達。チェーダも思わず駆け寄る。
「アンタ一体何やらかしてるのよ!」
チェーダに詰め寄るマリータ。いきなりな事態にいささか動揺している様子。
「話は後にしろ。大丈夫か?」
「なんとかな…。お前の言ってた硬くなる術ってのが効いたみたいだ …う!」
致命傷には至らないながらもバジルの様子がおかしくなる。身体が痺れて動かせない状態らしい。
「麻痺の毒か。いかんな。怪我以外は俺の専門外だ。これは早いとこ施薬院で治療してもらった方がいい」
『ギャオオオオ!!』
怯みから立ち直った魔物が怒りに震えた叫び声を上げる。
「立ち直ったか」
「どうするのよ!また襲って来るわ!」
「私に任せて…」
突如チリアが前に出て行く。
「ちょっと!危ないわよ!」
無防備で前に出るチリアに慌てるマリータ。
「大丈夫だ。平静を欠いた相手ならばチリアは遅れをとらん」
『グロアアア!!』
一人前に出た無防備な状態のチリアを絶好の獲物と見て襲い掛かる魔物。
危機的状況にもかかわらずチリアは落ち着き払うかの如く目を閉じてその場にたたずんでいる。
さすがにたまらずカバーに出ようと鞭を握り駆け出そうとするマリータ。丁度その瞬間突如チリアが目を見開き普段とは違う声色で呟く。

「畏れよ… 我を!!」

『!!?』 ビクッ
反射的に魔物の叫び声が止まる。さらに急に襲い掛かるのも止めてしまった。
「な… 何今の…?」
離れていたマリータも思わず身動きできずにいた。一瞬チリアの身から得体の知れない恐ろしい物が見えたような気がした。
「カースメイカーの能力の一つだ。相手を畏怖させて思うままに操る」
「すごいわねー…。」
話には聞いていたが、カースメイカーの技というものを実際にお目にかかるのは初めてであったマリータは圧倒されていた。あの年で冒険者なのは伊達では無いと感じさせられたのであった。

「命ず…動く事叶わず!」
怯えながらなおも襲い掛かろうとする魔物にさらに命令を課すチリア。これで完全に行動は封じられた。

「今の内…」
悠々と後退るチリア。
「やるじゃねえか嬢ちゃん… イデテ!」
「喋るな。施薬院までおとなしくしてろ」
応急の手当てを終え、負傷したバジルを背負うカプリ。
「悪いな。…しかし割に合わねえ真似しちまったぜ」「…」
「ん?」
「… なんで…」
うつむきながらチェーダが口籠もる。
「チビ助… 後で一発殴らせろよこの野郎…」
そう言うなりバジルは気を失った。
街まで近場とはいえ急を要す事態。一行は全員黙りながら薬施院まで駆けていった。


・チリア(15歳):幼いながらも優秀な呪術士。畏れよ〜ってあんま使ったこと無いな。覚えてはいるけども。
・カプリ(27歳):メンバー最年長。バランスの取れた大黒柱。常に冷静なチームのブレーン的存在
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世界樹妄想SS 3―7 擬態

2008/10/17 21:51

「手負いの襲撃者?」

「ああ。本来はもう少し上の階に行かないと出ない魔物なんだがな。最近になって1Fの階段近くの広場に現れたらしいんだ」
同じ頃、鋼の棘魚亭。樹海探索において益となる情報がないかと店主に話を聞いていたナパムチューンの面々。

「足に怪我をしているらしく自分から襲ってはこねえ。それでも襲ってきた相手を追い払うぐらいの力はあるらしい。うまいこと怪我してるって所が油断を誘ってのこのこやってきた奴を返り討ちにしやがるわけだな。」
「そういえば看板がありました。不用意に近づくなって」
「それが賢明さ。樹海の魔物は一筋縄じゃいかない相手ばっかだ。ま、それでも実力を読み違えるバカってのは後を絶たないんだがな。お前らも気をつけろよ!ははっ!」
「気を付けなさいよ」
イリーナがティラムを見て言う。
「お前には言われたくねえよ」


「う、うわあ!」
柄にもない叫び声をあげて魔物の攻撃をかわすチェーダ。うかつにも手負いの襲撃者を刺激して怒らせてしまっていた。
不意打ちをかけて先制したのは良かったものの、それを全く気にする様子も無く襲い掛かって来たのだ。
負傷しているにもかかわらずの突進の速さ。どうにか躱わしつつ銃を撃ち続けるが全く状況は変わらない。
(畜生!何で俺の銃が効かないんだ!?今までコイツで倒せなかった奴なんかいなかったのに!)
予想だにしなかった状況にチェーダは戸惑うばかりであった。若いながらも他の同じガンナー達にも引けをとらない実力は確かに本物であり、自らもそれを誇りとし強い自信を持ち合わせていた。だがいつしか自信は慢心へと繋がっていた。
紛争地帯での生き抜いた経験は確かに立派なものであるが、並はずれた生命力を持つ怪物との戦闘経験は無かった。
常識のみでは太刀打ちできない魔物への認識の甘さ。今の事態を招いたのはそれだった。
逃げるにしろ魔物の突進を躱すだけで精一杯の状況。旗色は悪くなる一方であった。


「くそったれ!少しは怯みやが…!」
(しまった!!)
焦って攻撃を仕掛けようとしてバランスを崩してしまった。絶好の機会とばりに口を開き襲い掛かる手負いの襲撃者。

(殺られる…!?)
「危ねえ!!」
死を覚悟した一瞬。突如誰かの叫び声と共にチェーダの身体が突き飛ばされていた。
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世界樹妄想SS 3―6  慢心

2008/10/14 20:57

ガンナーのチェーダは苛立っていた。
故郷の国では若年ながら腕利きの銃士として名を馳せたものだが、この国に来てからいまいち自分の腕を発揮しきれていない。
今のところさほど命の危険を感じない環境にも刺激の足りなさを感じている。樹海と言えどもこんなものか。これなら自分の故郷の方がよほど過酷だった。
そもそも何で自分はこんな連中と一緒にいるのか。本来の目的としてかつて世界樹を制覇したという噂のギルドとやらを見る事があったはず。あわよくば連中の名声を巧いこと利用出来ればとも考えていたはずだ。
それがあまり期待していなかったとはいえ噂の連中は逃亡、一緒に集まったそこいらにいそうなチンピラにまさかの不覚。しかも有耶無耶のうちにそいつらとチームを組む事になってしまった。
ただでさえ不満な状況なのに加え、チームを組む連中のノンキさも腹立たしい。探索のペースもいやにノンビリとし、同じ時期に探索を始めた連中に比べだいぶ遅れを取っている現状だ。
自分が言うのも何だがやる気があるのかと思ってしまう。今回も誰でも出来るような依頼なんかをわざわざ受けてしまっている始末。
自分はこんなガキの使いまがいのような事をするためにわざわざ来たわけでは無い。当然やる気など全く無い状態でいた。


チームメンバーから少し離れた距離を取りながら憮然として樹海の中を進む中でマリータが声を掛けてきた。さすがに戦闘に参加しないチェーダにたまりかねた所があった様子。
「ちょっと。言わしてもらうけどもアンタちゃんと働きなさいよ。」
「うるせえなぁ」

「あんたが後ろでボーっと突っ立ってる間こっちは大変なんだからね。せめて最低限の仕事はしなさいよ」

「今のままでも十分やれてるじゃねえか。敵も大したことねえし俺が本気出すまでもねえよ」
(ムカ)
これがマリータの癪に触った。
「まだ始まったばかりで何一丁前みたいな事言ってるのよ!ろくに役に立ってないくせに口ばっか一丁前にしてんじゃ無いわよ!」

「お前らとは違うんだよ」
「バジルに負けたくせして」
「(ムカ)俺は負けを認めてねえ!」
「どう見てもあんたの負けよ!それとも何?自分が認めなきゃ負けじゃ無いなんて屁理屈語るつもり?往生際悪くて情けないったら無いわ!」
「うるせえ!大体何でダラダラとこんなドサ回りみてえなことやってんだ!もっとどんどん先に進めても問題ねえだろが!」
「そういうのここじゃ一番危ない考えよ。じっくり経験積んでいかなきゃ。思い上がりなんてしてると痛い目見るわよ」
「素人上がりのお前と一緒にすんな!」
しばし口論となる2人。その後チェーダが悪態をつき場を離れようとする。

「ちょっとどこ行くのよ」
「お前らなんかに付き合ってられるか。これからは好きにやらせてもらうぜ」
「勝手にすれば」


「どうした?ギャーギャー騒ぐと魔物が来るぜ」
後ろの言い争いに気付いて先を進んでいたバジル達が引き返して来た。
「あのひねくれ者のガンナーが勝手にどっか行っちゃったのよ」
苛立った様子で事情を説明するマリータ。
「チェーダとマリータがケンカしてた…」
チリアがいきなり現れ口を開く。
「聞いてたの!?」
先程まで先頭のカプリの側にいたはずだったがひっそりと近くにいて話を聞いていたらしい。全く気付かなかったマリータは驚くと同時に唖然としていた。
「あん?」



ガオン!  ギエピー
「へっ」
愛用の銃を握り余裕を見せるチェーダ。一人で樹海をうろつくという危険極まりない行為もどこ吹く風であった。道行く敵もなんのその。瞬く間に撃ち倒していく。

やっぱり一人の方が気楽で良いや。慣れた状況に妙な解放感のようなものを感じていた。
気持ちの緩みは慢心の元となる。現れる敵にも苦戦する様子も無いことからこんな迷宮俺一人で楽勝だぜなどどいう思いが生まれてきていた。

何度も散策のために通い詰めたこともあって、入り口付近の地図は頭の中に入っていた。あとは上の階へ行く為の広場へと足を進めてみる。
「なんだあのでっかいトカゲ」
そこいらの敵とはずいぶん風体が違う魔物が広場の真ん中で動かずじっとしている。よく見ると足に傷を負っている様子。
手負いの獲物など狩ってくれと言わんばかりではないか。しかも傷を癒すべく眠っている様子。あの様子なら背後など楽に取れる。
まさに絶好の機会だ。この獲物の首を獲って巻き髪の鼻を明かしてやろうかなどと考える。
密かに草陰に隠れ様子を伺い、銃を握る手に力を入れるチェーダであった。

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世界樹妄想SS 3―5  焦り

2008/10/10 21:44

一方マリータ達の一行。
こちらはイリーナらナパムチューンと比べ爆発的な火力は無く、散策においていささかの苦労を強いられていた。
それでもバランスの良い前衛陣の連携などによりどうにか成り立ってはいたがいかんせん火力に欠ける。
苦労の要因として後列陣の働きの悪さがあった。このチームに強引に加入させられたチェーダはアタッカーの役割を果たそうとせず、せいぜい自分に襲ってきた敵を退ける程度。
カースメイカーだと言うチリアは攻撃力に期待は出来ず、基本戦闘は身を守るくらいしかしていない。
これでは実質戦力は3人だ。マリータは正直な話、このチームは大丈夫なのかと不安を抱いていた。
だがカプリもバジルも特に不平を言う様子は無い。大人の対応なのかどうか分からないが年齢を逆サバ読みしている身としては下手に文句を言える状況でも無い。頭ごなしに不満を言うのはガキの対応だなどと言われそうな先入観がある。

実際には若者だらけなのでどうでもいい問題なのだが冒険者としての経験が他のメンバー達に比べて乏しいマリータにとっては単純に済む問題では無い。ただの素人だとなめられるような事はあってはならないのだ。
そういう点で変に気を使っているマリータにとっては同じ年頃で堂々としているチェーダやチリアに複雑な思いを抱いている。
チリアは幼すぎるのでまだしも、チェーダは態度はでかい癖にロクに働かないのが腹立たしい。
立派なのは口だけかと文句の一つでも言いたくなってくる。
しかし下手な真似をしてひねくれさせてしまっては仕方ない。経緯を考えればチームを組んでるだけでも良い方だ。そう考えることにしよう。

今回の探索の目的として酒場で受けたクエストがあった。依頼としては誰でも出来る単純極まりないもの。それでも本筋とは逸れ、探索に遅れをきたす内容ではある。
先に進むという目標がある者にとっては無視しても構わないような依頼であるが、主に方針を決める年長者2人は慣れないうちはのんびり行こうというスタンスでいた。
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世界樹妄想SS 3−4  ナパムチューン

2008/10/07 20:01

その後幾度かにわたり探索が続けられたが、やはりそう簡単に樹海での冒険が進むものでは無かった。
どちらのチームもものの数時間で体力が切れ、撤退を余儀なくされてしまう。自分達がこれまでに磨いてきた腕も思うように発揮出来ない。それほどこの世界樹の迷宮という場所は独特であると感じる新人冒険者の一行であった。
それでも物事と言うものは次第に慣れるもので、戦いの体験を経験の糧として自然と対応も出来るようになっていた。
「凍りつけ…!」
「小手ー!!」
「レイジングエッジ!」
気合いを込めて技を繰り出すイリーナら女子3人組。
やられる前にやれの精神でガンガン技を出し惜しみすることなく突撃していく。結果スタミナ切れも早いが技の切れもしだいに良くなってきていた。今しがたも3匹で現れた虫の魔物を攻撃される前に撃破に成功する。

「結構魔物にも剣術も通用するものですね。」
「やっぱり火の方が効くかしら?これで十分倒せるなら関係ないけど。」
自分達の技の威力を確認しあうカミツレとユウェレ。最初の階の敵相手なら一撃で十分だと多少の手ごたえを感じているようだ。
「どうよ!一撃で撃破!」
笑顔でガッツポーズを見せ付けるイリーナ。これには思わずティラムらも唸る他なかった。
「すげえもんだ…。俺の出る幕無かったよ」
大きな虫の化け物であるクローラーは普通の新人なら苦戦は免れない相手である。事実同じ新人のバジルのチームも対処に難儀している。それを各自一匹ずつ一気に片付けてしまった。
「いかにも殲滅させるってな感じの火力だなお前ら。頼もしい限りだぜ」
そこからメリオルが互いに相乗しあう火力娘たちをもじったかどうだかでチーム名をナパムチューンと名乗るように提案する。
メンバー各員もそれなりに納得したりあまりこだわりも無いので異論も出なかった。

「しかし男の俺たちがフォローに回るってなんか複雑だなぁ…。」
「いーんじゃねえのか?そんな事こだわる時代じゃねえだろ。あいつらが頑張って俺らは楽出来る。良い話じゃねえか。」
「お前と一緒にするなよ。俺は前線に出張ってんだ。」
「まあいずれは楽できなくなる時もくるさ。」
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世界樹妄想SS 3―3 NPC

2008/10/02 22:55

自由に樹海を探索する許可を貰った事により、本格的な探険へ乗り出した新人ギルドの面々。
この先顔馴染みとなるであろう者達とも会話を重ねるようにもなってきていた。
シトト交易所にいるのはバジルやカプリが率いる技巧派チーム。
シト「皆さんがあの世界樹様を踏破したという人たちですね!うわぁ、感激です!」
「実際は違うけどな。この中にゃ噂の冒険者様はいねえし俺たちゃヒヨッ子だ。」
「いえ、それでも普通の人とは違う雰囲気がしますよ!なんかすごい人たちになるっていう感じがします!」
「嬉しい事言ってくれるじゃないの。」


こちらはカミツレらの火力重視チーム。冒険の息抜きだけでなくギルドに依頼の仕事をくれる鹿亭に顔を出していた。
「おう!お前らがあのピースメインのギルドを引き継いだ奴らか?すっかり街の噂だぜ。」
「だから俺達はそいつらとはほとんど関係無いんだって」
「それなら別の名を広める方が良いな。お前達は何て名乗っているんだ?」
「ギルドの名前か…。」
「おいおい、チーム組んでるのにギルドの名前が無いってのか?おかしな連中だな。」

「それにしてもお前ら冒険者連中でも噂だぜ。ペテン師に釣られたマヌケ共がバカ正直に徒党を組んだってな。」
「だからツバキさん達はそんな人じゃないですってのに!」
カミツレが反論する。彼女にとって今だにあちこちで自分の尊敬する先輩がペテン師呼ばわりされるのは我慢ならない。
「言わせとけばいいのさ。どうせそこらでくすぶってる三下の言うことだ」

「嬢ちゃん連中と知り合いなのか?そういやあの場にもいたよな。それなら店の弁償を肩代わりして」
「人違いでしょう」

「…まあいいがな。そういやお前らの別のチームも来ていたぜ。探索状況を協力し合えば調査なんかもはかどるんじゃねえか?」
「あいつらとは別にやってるんだ。協力とかしてるわけでもないし。」
「ほお、言うならばライバル関係ってヤツだな。何にしても競い合う関係って奴は悪いもんじゃねえ。新人同士せいぜい頑張りな!」
「オッサンなんかに言われなくてもあたしがあんな連中に負けないっての!」
「俺たちがな。お前だけじゃねえ。とにかく今日は軽い挨拶に来ただけだから。この先よろしくな。んじゃ」
「お、待ちな新人共。ここでは樹海に関するちょっとした仕事も取り扱ってる。余裕があるなら目を通してみな」


・シトト嬢 :個人的にプレイ中にいささか小悪魔疑惑が。あまりそういうのは無しにしたい。
・酒場の親父 :料理の腕とかは普通なんだっけか?コックじゃないんでこだわりは無いタイプとか。
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妄想小説  3−2 初めての樹海

2008/09/28 09:30
カプリ達のチームも午後になって入国試験を開始。後列の2人、チェーダとチリアは積極的に戦闘に参加しなかったが、前列の3人の素早い手際の良さで現れる敵を蹴散らしていった。さしたる問題も無く滞在許可を貰い、労をねぎらうかと冒険者で賑わう鹿の酒場にやってきたバジル達。
すると先に入国試験を通過したカミツレ達のチームがすでに飲み合っていた。

「しっかしだらしないわねー男衆は。あんたも何のためのパラディンよ」
「毒は守りようが無いだろうが!」
「だが倒れたユウェレにも問題があるぜ。珍しいからとか言ってのこのこ喋に近づく奴があるか」
「…軽率でした」
「でもメリオルさんも毒の治療とか出来なかったんですか? 気付けの術とかもあればユウェレさん担いで猛ダッシュで戻ることも無かったのに」
「う! …傷の治療だけで疲れてたんだよ! だいたい気付けとか軽く言うが簡単な技術じゃねえんだぞ!」
「なーんだ。結局皆素人上がりなんじゃない」
「お前一人で偉そうにしてんじゃねえぞ!上から物言うんならアゲハを一撃で瞬殺でもしてから言え!」
「…う」


お互いに飲みながらクダを巻き合っている。
というのも、最後に立ち寄った小部屋で襲ってきた毒吹きアゲハの毒にアルケミストのユウェレがやられてしまったのであった。
幸いすぐに薬施院で治療して貰い大事には至らなかったものの、早くも戦闘不能者を出してしまうという幸先の悪いスタートとなってしまった。

「おーおー荒れてんなぁ。」
「だが他人同士衝突はつきものだ。」
「どれ。オレらも一息つくとしようか」
「ケッ」
チェーダが突然その場を去ろうとする。
「おいどこ行くんだ?」
「馴れ合いなんかしてられるか。帰って寝る」

「ふむ、連帯感が悪いな。仕方ないのかもしれんが」
「反発したくなる年ごろなんだろ?思春期にはよくあることさ。あの年なら全員があんな感じだろ」
「一緒にしないでよ!」
「あん?」


失敗から学ぶことは多い。ティラム達のチームもこれからの冒険においての心構えを作るうえでいい薬となったようだ。
特に攻撃の核である3人娘は思う所があったのか、自分が中心となってこのチームを引っ張ってやるという思いが芽生えていた。

(次こそあたしの実力を見せ付けてやるんだから)
(もう今日みたいな失態は見せられないわね)
(私ももっと頑張らないと)

(((度胆抜いてやる)))
次こそは自分の実力をチームメンバーに見せてやると密かに息巻くのであった。
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妄想小説  3−1 樹海へ

2008/09/25 20:49

チーム結成から明けて翌日。正式に樹海へ入るための手続きとして入国審査を受ける事となった2つのチーム。
形式上はどちらともピースメインのギルドを継いだ形とはなっているが、チームとしては別々に散策する事になった。

準備は前の日に前もって済ませ、鋭気も養い体力も万全。
かくして準備は整い、いよいよ樹海へと足を踏み入れる。

朝靄のかかる明け方。第1の階層、深緑の樹海へ入ったカミツレ達一行。
攻撃の面では問題は無く、その辺の新人とは違う力を持ち合わせている彼女達だが、腕に自信はあっても不慣れな場とあっては体力も持たない。昼になる前には全員に疲労の色が映りだしていた。それでも不覚は取らずに、どうにか課題である地図の作成にこぎつけた。
「やれやれ。なんとか無事に出れそうだな。」
「正直もう息切れするとは思いませんでした…。」
「後は入り口の衛兵に地図を見せて終了だな」
「早く帰って休みたいわぁ」

「新人の冒険者達かい?ご苦労だったね。 ん?どうやらまだこの一帯の地図を作成しきれてないようだな。ここの部屋も調べてきてくれ」
「はぁ!?」

結局道中にあった部屋を調べる為に必死こいてきた道を戻る羽目になったのであった。

一方バジル達のチーム。
予定では彼らも朝に集合するはずだったが、夜型の人間が多い為か思いの外集まりが悪く、結局彼らが出発したのは夕方ごろであった。
無理矢理な形で組まされた為にチームの探索に乗り気でなく、遅刻してやるつもりで集合場所に来たチェーダが逆に待ちぼうけを食らう羽目になってしまった。

「来いって言ってた奴が率先して来ないってのはどういう事だ…? 
ナメてんのかぁー このオレを!? クソッ!クソッ!」
その日チェーダの機嫌が悪かったのは言うまでもない。

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妄想小説  2−7  opoona

2008/09/21 16:34


「とにかくこれで新しく2つのギルドが誕生したな。」
「ところでお前はいいのか?一応お前も残った者にいるわけだけど。」
パラディンのティラムが彼らの様子を見るだけだったナナリスに尋ねる。
「いや、元々俺は興味本位でやってきた奴だし。どっちかって言うと裏方に回った方が向いていると思うし。手の開いてるとこの助っ人でもやってくよ。」
「そうか。」 「欠員でも出たらいつでも呼んでくれよ。」

(さて、どうするかな)
新人ギルドメンバー達と別れ、ギルド所を出たナナリス。ああは言ったものの、正直この先どうするか見当もつかない。実力なんかからっきしだし、助っ人なんか出来る腕前じゃない。
「ま、何とかなるさ。」
といつもの口癖を独りごちていると。
「!?」
突如身体を何かに引っ張られた。
「な、なんだぁ!?」
気付くといつの間にかどこぞの屋根の上に連れ去られていた。
「おう。今日はスマンかったな。」
「!! あんた昼間の…!」
ギルド所でレイガと名乗ったダークハンターが目の前にいた。どうやら手に握っているムチでここまで連れ去られたらしい。
今日の騒動でペテン師として姿を消したと周囲には広まったが、彼らの本性を知った当事者にとってはさながら三悪人だ。
「…いきなり何の用だよ」
訝しげな表情でレイガの様子を伺うナナリス。
「いや、お前一人ワリ喰ってはいご苦労さんってのはアレやからな。今日の礼としてそれなりにいい目見させてやろかと思って。」

「え?なんかくれんの?」
少し嬉しそうな反応。
「よくぞ聞いてくれたわ。褒美としてオレらの付き人になる権利を差し上げよう」
「お断りします」

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「あら?何でや。オレら目当てに集まったお前らにとっちゃもっと喜んで然るべきやろ。」
「あんな目に遭わされて誰が喜ぶか!それにあんたら3人とも俺が会ってみたかった人じゃ無かったんだよ」
「へえ。たいていウチらで有名なんはツバキやライア辺りなんやがな。誰に憧れてたんや?」
「歌姫のミューズさんと博学者のクライスさん。」
「へぇー珍しいやっちゃで。でもクライスはエトリアにおるしミューズはどこぞの旅がらすや。」
「だからそもそもあまり期待して無かったんだよ。以前偶然ミューズさんの唄を聴かせてもらって生きる希望を貰ったんだ。それで俺も他人を勇気づけられるような人間になりたいって思うようになって」

「なるほどなあ。よし、そんならオレらが世話したるわ。」
「はぁ!? いや、だから遠慮して…」
「遠慮なんぞいらんて。俺らが責任持っていっぱしのバードにしたる! そのうちミューズ達にも逢えるて!」
「人の話聞けよ! それになんだよその根拠の無い自信は!」
「よし、ひとまずアイツらと合流して昨日とは別の酒場で飲むか!」
「勘弁してくれー!」

こうしてまたしても無理矢理連れ去られてしまったナナリス君でしたがそのうちに成り行き任せもいいかと思うようになったのでした



・ミューズ(25歳♀):褐色バード。エトリアを離れているギルドメンバーの一人だがいずれは戻りたいと考えている。旅先で様々な人達を元気付けていたり。
・クライス(25歳♂):緑髪レンジャー。採集担当で学者志望。エトリアで植物なんかの研究をして本なんかも出してたり。その方面で名が知れてる変り種タイプの冒険者。
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妄想小説  2−6  編成

2008/09/20 21:13

「とりあえず全員の意見としては形だけピースメインのギルドを継ぐという事にするが、所属していたメンバーは入れ替え、新たに別の名を付けたギルドを結成すると言う事だな。」
ギルド長が確認するように要点を話す。
「前のメンバーが残していったエトリアで貰ったというこの王冠についてだが…」
引継ぎの特典らしい。
「どうせ偽物だろ?そんな古びた王冠。エトリアの世界樹が踏破されたのが2年前なのになんでそんなボロくなんだよ。」
「店に売っても金にならないって言って帰ってった連中も持ってかなかったぐらいだしなあ。」

「あ、じゃあ俺が貰っていいすか?」
傍観者となっていたバードのナナリスがいきなり手を挙げた。
「別に誰も文句は言わないだろうが…。変わった奴だな。わざわざ荷物を貰うとは」
「いや何となくね。昔から貧乏性で」


「さて。後は公宮から国民許可証を貰えばお前達も公国公認の冒険者となる。富を求める者、名誉を求める者、自らの地位を求める者など、各々思う事はあるだろうがまずはお前達がいっぱしの冒険者として成長することを願っている。」


―いなくなった先輩の真意を知りたいと思う者
カミ(急に姿を消すなんてツバキさん一体どうしたんだろう… 何にしてもあの人がペテン師みたいに言われるなんて許せない!私が証明してみせる!)
バジ(なんで姉貴達がいなくなったんだ?なんかたいそうな理由があることは間違い無いだろうけどな)

―この場に残った面子の品定めをしていた者
イリ(この中じゃ間違いなくあたしが一番ね。この際この国にあたしの名を知らしめてやるわ)
ユエ(新人ばっかりみたいだけど皆只者じゃなさそうな感じ。一緒に組むには問題なさそうね)

―このまま黙って帰れるかと密かに息巻く者、
チェ(あの野郎足しか能が無いくせにデカい面しやがって。今に見てやがれ)
メリ(なんで俺らだけ入団金が返ってこないんだ?)

―せっかくだからと成り行きに任せようと思う者
マリ(何も知らないでなんとなく来たけどここが私が憧れてたピースメインのギルドだったなんてねー… 何も知らないでここ来たって知られたら田舎者ってバレる!ここはごまかさないと)
ティ(面倒なことになったけどまあいいか。ベテランに引っ張られるよか新人同士で伸びた方が気も楽ってもんだ)

などなど色んな事情があるメンバーであったがとにかくこうして新しいギルドが結成されたのであった。

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妄想小説  2−5  Wham!

2008/09/16 18:42

「おい、あんた医者だろ?せっかくだからコイツのケガの治療してやってくれ。」
決闘も一段落したという事で、さしあたってのチェーダのケガを治そうと眼鏡をかけたメディックのメリオルに頼むことにする。
「お前がつけたケガだろ。お前が責任とれよ。金貰えるわけでも無いのに治療なんざしたくねえな。」
「俗物な野郎だぜ」

「俺が診よう。」
異国の民族的な衣装に身を包む男が歩み出た。出で立ちからはどちらかと言うとカースメイカーの方に近そうではあるが。
「あんた医者じゃ無いだろ。」
「独学だが心得はある。この程度なら問題無い」
そう言って手をかざすとチェーダの手からの出血が収まっていく。

「ほーう。見事なもんだな」
「巫術という特技だ。もっとも本職には劣るがな。」

「勝手なことしてんなよ。あの野郎に負けたわけじゃねえんだぞ」
「黙っていろ。やせ我慢しても傷は治らん」

(ズタボロになりながらもなお不敵な眼差しを持ち生意気なセリフを吐く。只の喧嘩になぜそこまでするのか?興味が湧く。ちっぽけな根性が実にタフだ!)
治療を施しながらも心中ではチェーダに対し若さゆえの強さを感じ入っていた。
そして大まかな治療を終え、
「バジルと言ったな。気に入ったぞ。俺もお前達と組ませて貰おう。」
「ほう。有り難えぜ。」
「ついでにこの娘も連れてもらえると有難いが。幼い身だが呪術師としては一流だ。」
彼は珍しい職種であるドクトルマグスのカプリ。一緒にいるのはカースメイカーのチリアである。
「組む相手が増えるなら歓迎だぜ」

「あ…」
「ん?不満かチリア?」
「いや…別に」

「しかし思ってたより良い勝負だったな。」
「それなりによくやったんじゃないの?あたしならすぐ終わるけど。」
「でも凄かったです。私なら何も出来ないでやられそう。」
「一人で強いから偉いってもんじゃないだろ。」

チリアは事前に仲良くなっていたブシドーのカミツレと組みたかったが、すでに別の人達とチームのような形を作っていた。チリア自身カプリと離れたくは無いし、口に出して話すには面倒と思い特に何も言わなかった。

「んじゃこれで4人か。後は誰がいるか…?お前らはどうだ?」
眼鏡をかけた2人に尋ねる。メディックのメリオルとアルケミストのユウェレだ。
「回復役がいるなら俺は必要無いだろ。むしろお前らとは違うチームの方が互いに良いってもんだ。」
「見る感じあなた達後列タイプばかりじゃない。私とは組みづらいと思うけど」
バランスを考えると眼鏡の2人はカミツレら3人と組むようだ。
「ならしょうがねえか。んじゃそこのジャリンコ。うちの前衛頼めるか?」
「人にもの頼む時はもっと丁寧にしなさいよ!それにあたしはジャリ扱いされる年じゃ無いわよ!」
ダークハンターのマリータが憤る。相手の提案を断る気は無いが応対の態度に不満を抱いた。何事も舐められてはいけない。
「へえ。んじゃいくつだ」
「え! …そりゃ20ぐらいよ」
「へえ。俺と同じぐらいに見えるけどな。」
珍しく思ったかずっと黙っていたチェーダが口をはさんだ。
「…ぐらいってなんだよ。だが俺と同じか。そうは見えないがな。 まあいいか。とにかくこれでメンバー結成だな。」
「待てって。俺はテメエとなんざ組ま」 
「負けた奴は勝った奴の言うこと聞くっつったよな。過ぎた事をわめくのは男らしく無いぜ」
「だからアレはまだ負けてないって」 
「そんなに言うなら別の機会にまたやればいいだろう。しばらく共に行動すれば相手のクセも見えてくるのではないか?」
カプリがチェーダを諭す。それには少しは納得したのかひとまず不平は収まった。
「…ケッ!」

「話はまとまったのか?新しいギルドの手続きを行うから中に入れ」
成り行きを見ていたギルド長が新人達に呼び掛けた。
ともあれ新たに2つのチームが結成させそうである。
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妄想小説  2−4  やれんのか?

2008/09/11 19:56


「勝負は着いたみたいだな。」
「まだ分かんないぜ。勝ちを確信してからの逆転なんかよくある話だ。」
勝負の様子を見ていた者達が話す言葉を聞き、バジルが答えるように呟く。
「そうはさせないってな。俺はこのチビみてえに相手を侮る事はしねぇ。」
蹴りでチェーダが怯んだ間に彼の命とも言える銃を奪う。
ジャキン!
「さて、どうする? 今ならまだ参ったと言えばケガは増えないぜ?」
バジルが奪った銃をチェーダに向ける。武器が無い以上勝敗は決したようなものだが。
(カッコつけ野郎が。テメエの持ってる銃は素人が簡単に使える代物じゃ無いんだよ。そのまま片手で撃とうもんなら撃った反動で大外れか、最悪暴発して手がおじゃんさ。)
ガンナーから見てバジルの銃の持ち方は素人以外の何者でも無い。そのままなら確実にスキを見せる。その間に隠し持っていた火の術式札で攻撃し銃を取り返せば立場は逆転だ。

「へっ、誰が降参なんかするかよ」
「仕方無えな。テメエの武器の威力を味わいな!」
引き金に力を込めようとするバジル。
(今だ!)
相手の銃には目もくれず懐から術式札を取り出すチェーダ。この至近距離ならたちまち火だるまだ。起爆札を剥がし着火しようとする。
しかし気付くと自分の手の甲に弓が突き刺さっていた。
「…ぐあっ!?」
突然の事態に混乱するチェーダ。
バジルの手に握られているのは弓であった。何時の間に!?
ほんの一瞬しか銃から目を離していなかったはずだ。
「何面食らったような顔してやがんだ?こんなもんいきなり使うよか使い慣れたコイツの方が確実だろ。常識で言えばよ。」
一瞬のうちに上空へ放り投げていた銃を手に取り密かに勝ち誇る。
ほんの一瞬のうちにバジルは手持ちの武器を持ちかえていた。それでも正確に手を射抜いていたのはレンジャーとしての資質あってこそだ。

「わざわざ持ちかえる真似しなくても他にやりようあんじゃないの?」
ピンクの巻き髪をしたダークハンターのマリータが突っ込む。
「うっせえぞヤジ馬。ここはこの俺の早業と早撃ちを褒めるとこだろが。」

「しかし起爆札なんか持ってやがったとはな。おちおち気も抜けないじゃねえか。」
「ぐあっ!」
言いながらもう片方の手も射抜く。辺りに少しの静けさが生まれる。

「降参はしねえのか?このままなら脚の方もいくぜ。」
ガンナーにとって要とも言える両手を封じられた状態ではもはや勝ち目は無い。
だがチェーダは頑なに降伏を拒む。
「何されようが引き下がれるか。テメエなんかに頭下げるならこのままの方がマシだ!」
痛みに身を震わせながらも未だ目は死んでいない。それを見て思う所があったのか、バジルは突如構えを解いた。
「生意気なガキだが根性はあるみてえだな。気に入ったぜその意気。」

いきなりの行動にまたも戸惑うチェーダ。
「何言ってやがんだ。まだ勝負は終わってないぜ」
「その負けん気の強さなら鍛えるには十分だな。 よし!今日からお前は俺の弟分だ」
「はぁ!?」
急に何を言い出すんだこのチンピラは。



・バジル:金髪レンジャー。昔から手下や後輩の面倒身は良い。
・チェーダ:ガン太。ひねくれ者の一匹狼。
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妄想小説  2−3 プライド

2008/09/08 18:28

「決着はどちらかが負けを認めるか戦闘の続行が不可能となった場合だ。範囲はここら一帯。そして負けた奴は勝ったほうに従う。異存はあるか?」 
「何でもいいよ。どうせ俺が勝つに決まってんだから。」

「よし。んじゃそこの巻き髪!開始の合図頼むぜ!」 
「え、あたし!?」
ピンクの髪をした縦ロールの少女が命令される。
「お前以外に誰がいるんだよ。何でもいいから始めろ。」 
「なんか腹立つわねー…。 はい始め!」 ピシィ!
鞭の合図がするなり互いに武器を構え瞬間的に放つ。両者ともさすがの反射神経。
早撃ちとしてはレンジャーのバジルの方に軍配があったが、ガンナーであるチェーダは余裕を持って矢を打ち落とす。
銃弾は相殺した矢などものともせずにバジルのそばをかすめていった。
威力においては銃は弓など比較にならない。
チェーダはこの武器の腕を頼りにこれまで過酷な環境を生き抜いてきた。
(お前らとは経験が違うんだよ。)
若いなりに自らに強い自信を持つのは独りで生きてきた自負心によるものであった。

「ちっ!」
撃ち合いの末に正面切っての戦闘は不利と判断し、物陰に隠れ、距離を取って戦うバジル。しかしチェーダは気にする事も無く、着々と距離を詰めにかかる。
武器の威力では比べるべくも無い両者。何をしようが自分の勝ちは揺るがないと余裕たっぷりのチェーダ。しばし牽制しあいながらの硬着状態が続く。そんな中でも確実にバジルの方が削られていく。
「チビの方が優勢だな。この調子じゃ押し負けるぞ。」
冷静に状況を見るメディックのメリオルとオロオロしながら様子を見るブシドーのカミツレ。

とうとうバジルの方が痺れを切らした。
「埒があかねえ!」
そう言うと一気に相手に向かって駆け出した。強引に接近戦に持ち込む考えのようだ。
それを見て思わずほくそ笑むチェーダ。
「馬鹿な野郎だぜ。わざわざ近づいてくるなんて的になるだけだ!」
待ち構えたかのように銃弾を発射する。
しかし弾は走ってくるバジルをかすめるだけで命中しない。
もう一度弾丸を発射。 ――しかし当たらない。
そうこうしているうちにバジルは一気に距離を詰めてくる。
ここに来て余裕しか無かったチェーダの心に動揺が生まれた。
冷静になればこんな相手…と射撃を続けるが全く当たらない。
「当たらなきゃどうってこた無えんだよ!!」
バジルはやみくもに突っ込むだけでは無く独特の足捌きで相手を撹乱させていたのだった。常人には認識しづらい動きは他者の混乱を呼び込み、ひいては命中率の低下を呼び込む。これこそレンジャーの為せる技。

こうなりゃ脚を狙ってやる!と考えた時にはすでにバジルが目の前にまで来ていた。
「…! 早」
思わず口に出た言葉を言い終わる前にバジルの蹴りがチェーダの顔をないでいった。
「オメーが遅すぎんだよトロマ。」
蹴りで吹き飛ばされるチェーダ。その衝撃でガンナーの要である銃を手放してしまった。

倒れたチェーダをよそに、地面に落ちた銃に足を掛けてバジルが言う。
「見たところ戦闘の経験は俺より上みたいだがな。お前の不幸は一つ。俺という強敵に出会わなかった事だ!」

「うわー三下のセリフ。」
「だが勝敗は三下の勝ちのようだな。」


・チェーダ(17歳♂):ガン太。良い環境とは言えない場所の生まれのためひねくれた性格。
・バジル(20歳♂):金髪レンジャー。元チンピラで足の速さには昔から定評があった。
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妄想小説 2−2 11人の超(?)新星

2008/09/05 18:43


なおもギルド所に残っている若い冒険者11人。
居残っている理由としてはそれぞれあるようだが、若手同士、ちょっとした話をしていた。

「それにしても姉貴は一体どこに行ったんだ」 (ここだよーん…)
気配を消して彼らの様子を見つめているライア。彼女を探しているバジルだろうと誰だろうと近くにいようが気づかない程だ。


「しかしあんたも災難だったな。その先輩が本物か偽者か知らないけどそいつのツケ押し付けられる形になっちまって」
パラディンのティラムが慰めるようにブシドーのカミツレに話しかける。浮かない顔をする者に話すのは聖騎士の性分みたいなものだ。
「…どうしてこんな事に…。 なんで急に姿を消したりなんか…?」
かたくなにツバキ達はペテン師なんかじゃないと主張するカミツレだったが、去っていった冒険者達から非難される恰好となってしまった。

「だから偽者だったんだろ?他人なんざホイホイ信じたりするからそんな目に遭うんだよ。お人よしはバカを見るってな。伝説の噂なんかロクなもんじゃねえってのに。」
ガンナーのチェーダが好き勝手に文句を言う。 カミツレにしてみればツバキ達を悪く言われるのは我慢ならない。
「ならなんでお前はわざわざここにやって来た?」
「そりゃ集まった連中を体よく利用してやろうって考えさ。あんたらもそうじゃねえの?あいつみたいなのこのこやって来たお間抜けなんか恰好のカモじゃんか」
完全にカミツレをペテン師に騙されたお人よしとして小バカにしているチェーダ。言い返そうにも言い返せないカミツレは悔しさに身を震わせている。
しばらく一連の成り行きを見ていたレンジャーのバジルが突然口を開いた。
「気に喰わねえな。」
「なんだ?あんたもペテン師の噂をバカみたいに信じてたクチか?騙されたってさっさと帰った奴らよりタチ悪いぜそりゃ!」
周りの奴らはマヌケだらけだなとばかりにヘラヘラと笑うチェーダ。
「テメエの面見てるとムカっ腹が立つって言ってんだ。噂なんざに勝手に失望しやがるのは構わねえがテメエのその他人を舐めたような態度は気に喰わねえ!表に出ろやガキ!テメエの鼻っ柱へし折ってやらあ!」
「上等じゃんか。チンピラなんか俺の敵じゃ無いよ」

「ちょ、ちょっと!なんでそんなことになるんですか!」
いきなりのもめ事に戸惑うカミツレ。
「よくあるぜこういう事は。嬢ちゃんもこれくらい知っときな。大人になれば分かるさ」
この中では比較的歳の高いメディックのメリオルが諭す。
「私はこれでも18です!子供扱いしないでください!」
「え、マジで?俺とそんなに差無いな」
話だけを聞いてたナナリスが驚く。喧嘩の事などどうでも良く、完全に傍観者の姿勢だ。

「樹海に出る前から喧嘩なんて。1エンの得も無いのにわざわざケガするなんて無駄なことにしか思えないわ。」
「よく言うじゃない。ナントカ程よく吠えるってさ。どっち勝つと思う?アンタ賭けない?」
「不謹慎だろ。プライド賭けた決闘なんだぞ」
「チェっ。堅物。」
アルケミストのユウェレからすればこんな行為は体力を無駄に使う無為な事でしかない。反面、ソードマンのイリーナにすれば分かり易くて良い事柄だ。
パラディンのティラムにとってもよく知る光景だが、決闘とはお互いの誇りを賭けてぶつかり合う神聖な行為。傍観者といえども半可な気持ちで観てはならないのだ。


(面白いことになってきたんじゃない?)
騒ぎの当事者とも言うべきライアは事の成り行きを半ば楽しんで見ている。気配を消す特技を利用し、自分達の跡を継いでくれる者達はどんな連中なのかと影ながら様子を見ていたのであった。

(…ん?)  「………。」 
先ほどからカースメイカーの少女がこちらを見ているような気がする。しだいにこちらに近づいてきているようだ。
「じー…。」 (やばい!見つかった!?)
思えば影のような存在であるカースメイカーにとってはライアのこの特技も筒抜けなのでは無かったか。かつて自分達のギルドにいたカースメイカーは明るい性格だったのでその点はあまり考慮していなかった。これはうかつ。

「…。」 (…。)
明らかに目を見開いてこちらを凝視している。小さい相手ながらもまるで無言の圧力を掛けられているようだ。ここで動けば他人にも気配が読まれるのでうかつに動くわけにはいかない。無言の奇妙な睨み合いがしばし続く。
「…。」 (…。)

「おい、外でもめ事らしいぞ。チリア、お前も来い。」
カースメイカーの連れらしきドクトルマグスの男が彼女に呼びかけた。
どうやら彼はライアには気づいてない様子。
「今行く…。  …変な人」
少女は完全に気づいていた様子だが、別に誰に口外する訳でもなく去っていった。
(…! バレてたけど問題は無い…かな?)
思わぬ所で肝を冷やしてしまったライアであった。

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核熱の暴発

2008/09/02 20:10
自分も絵が描けたらいいなあなんて思うものの、そもそもネットが目の前にあると誘惑に負けてどうにも重い腰が上がらない。毎日描いてるような人は描くのが楽しくてしょうがないんだろうか。
いずれは自分もラクガキじゃない絵というものが描けるようになりたい。

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刺青カスメ。アイシャドウが入って目つきは悪いながらも愛嬌あるような感じにしたい。

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ひねくれ者で生意気なイメージがあるガン太君。顔から下は適当。

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デコソード。目のハイライトとか考えてたらロックマンぽくなった。他の人の絵を参考にしようと今までかき集めてた世界樹のCGを探してみたけどあんまりデコソードの絵が無かった。人気ねえのかなあ。

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メンバーの好物と酒の変化

2008/08/30 23:30
ふと思いついて妄想。
冒険の後の楽しみといえば宴会。特に世界樹はメンバーでの楽しい馬鹿騒ぎがやたらイメージに浮かんでくるというかそれこそが妄想の肝というような感じがする次第。
そんなわけでメンバー毎に好物と酒を飲んだ際の反応の変化を考えてみた。
ちなみに全員健啖家。

ヒュー  肉類 カラミ酒
エリィ  野菜類 真面目になる
アンジュ  何でも 照れ屋
レイガ  キワモノ好き グダる
ライア  肉好き 飲むとハイになり後日後悔
ルッツ  酒に合うもの 下戸
ミューズ  地中海なんかの郷土料理(知らんけど) うわばみ
トウマ  肉と飯をガッツリ 酔うと黙りだす
クライス  菜食主義(肉も食うが) 聞き上手
ツバキ  和食全般 飲むとしおらしくなる
ロン  魚類、握り飯 日本酒好き 自分で作ったり
マミ  ご飯、魚、和食 うわばみで笑い上戸

カミツレ  よその国の料理が大好き 酔いすぎると粗暴に
ティラム  洋食系 酔うと暗くなる
イリーナ  肉類中心に何でも スランプ以後は泣き上戸 
ユウェレ  酒を使った料理 飲むとハイに
メリオル  欧州あたりの料理(よく知らんけど) 酔っても変わらない
ナナリス  アジアン系 泣き上戸
マリータ  ピザ(マルゲリータ) 照れ屋
カプリ  ピザ(カプリチョーザ) グルメな男 明るくなったり黙りこくったり気まぐれ
バジル  ピザ(バジルソース系)、パスタ ワイン好き 少し笑い上戸
チェーダ  ピザ(チェダーソース系)、ソーセージとか 下戸
チリア  ピザ(シチリアーノ)、キワモノ好き たまーにすごく明るくなる
ディンバー  肉、魚(でっかいのを) 酒を飲むと機嫌が良くなって踊る

酒場でのドンチャン騒ぎなんかを楽しくやってるところを上手に書けたらいいだろうなあ。
ワンピースなんかにもあるように宴は楽しくなきゃいかん。
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妄想小説  2−1  11人いる?

2008/08/28 20:50

さて、エトリアギルドのドタキャン騒動で珍しく揉め事となった冒険者ギルド。
文句を言う声は多かったもののどうにかギルド長の人徳もあってか騒ぎも収まった。
その後、姿を消した3人に変わって残されたギルドの引継ぎをする者はいないかとのギルド長の申し出があったが、ペテン師のギルドを引き継いで何になる、と集まった大半の冒険者達は帰っていった。
ギルド長たちも帰っていった冒険者達の登録手続きの破棄等を終え、いまだギルド所に残っている者達の様子を見にいくことにした。

「やれやれヒドイ目に会ったよ…。とんだ災難だ  (ホント割に合わない仕事押しつけられたもんだよ。どーも俺ってついてないよなあ)」
レイガ達の後始末を押し付けられた恰好となってしまったバードのナナリス。なぜか彼もギルドの雑用をやっていた。別段義務というわけでも無かったが、なぜか手伝ってしまうのは彼の性分みたいなもののようだ。
ギルド長とは妙な縁もあってか後始末が終わるころには不思議な連帯感ができていた。
「それで。お前以外に残ったのは…この10人か…。」


「なんで皆ツバキさんを嘘つきみたいに言うんですか!あの人は絶対にそんな人じゃ無いです!」 
カミツレ  ブシドー(♀)

「そうは言ってもさ。置き手紙残して消えるってんじゃそう呼ばれても仕方ないんじゃ無いか?入団金持ち逃げってわけじゃないから詐欺師ってんじゃ無いとは思うけど…。しかしみんな登録もしないで帰るなんてもったいないよなあ。ちゃんとチーム組めばそれなりに強そうな奴もいたかもしれないのに」 
ティラム  パラディン(♂)

「集まった連中の顔見て無いの?どいつもこいつもおこぼれ狙いのような連中ばっかよ。あんな奴らいた所で何の得も無いわ」 
イリーナ  ソードマン(♀)

「同感だわ。根拠も無いくせに口ばかりは達者な奴ばっかり。」 
ユウェレ  アルケミスト(♀)

「そういうけどお前らはどうなんだ?そんな口叩けるのはただのビッグマウスか自意識過剰なバカだけだと思うぜ」
メリオル  メディック(♂)

「当然自信あってこそでしょ。少なくともここにいる人達は帰ってった連中より出来ると思うけど?」
マリータ  ダークハンター(♀)

「出来た奴程他人を下に見たり貶めるようなマネはしないと思っていたがな。俺も年を取ったか」
カプリ  ドクトルマグス(♂)

「どうでもいいだろんなこたあ。重要なのはこれからどうするか。だろ?」
バジル  レンジャー(♂)

「いいけどさ。ここにいる奴らも素人上がりじゃねえの?大口叩きの身の程知らずに他人に依存してる甘ちゃんだらけじゃん」
チェーダ  ガンナー(♂)

「思い上がりは一番愚かな心構え(ってカプリが言ってた)…。そういう人とは一緒に組みたくない」
チリア  カースメイカー(♀)

「ヘッ!こっちこそ根暗なんざお断わりさ。」
悪態を付くガンナーの少年。幼さを残す顔付きのわりに目つきは悪い。


「…上手い具合に職種が分かれたな。チームの編成には苦労しなさそうだ。」
残った彼らの様子を見てギルド長がつぶやく。
「まだなんか一悶着ありそうすけどね。」
なにやら達観した様子で他人事のように成り行きを見るナナリスであった。
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妄想小説  1−8 世代交代?

2008/08/25 20:32


「ふう…。やれやれだな。」 追っ手を振り切りギルド所の外の陰道で一息付くツバキ。
「ちょっと待ちなよペテン師のお姉さん。」
「!!」 
つけられていたのか。目の前にソードマンの少女が立ちはだかっている。
「あんたが隠れてた主犯じゃない?狂言かましてとんずらなんてそうそう許さないでしょ。」
剣を引き抜き悠然と向かってくる少女。ツバキの方も予想外の事態に動ずる事なく応対する。
「勝手に金を持ち逃げしたわけではないし、別にお主らに損はさせなかったと思うが?」 
「そんな事はどうでもいいのよ。あたしが確かめたいのはあんた達がどれだけの強さかってだけ!」
言うなり飛び掛かる女ソードマン。どうやら他に連れはいないようだ。
騒ぎを広げないように軽く相手をしてみようかと刀で受ける。
(むっ…!)
全力でないにせよ一撃の威力はツバキ以上だ。鍔迫り合いでは分が悪い。

・ 
しばし競合いが続き…    ――キィン!!
「…!!」 
重い圧力の前に刀を弾き飛ばされてしまうツバキ。
「こんなもんか。本当に只のペテン師みたいね。」
慇懃無礼な態度に腹が立ちそうになるがそれでは昨日の二の舞だ。ここはあくまで受け流すのが得策。
「……まあそういう事だ。英雄の威光を借りて腕利きを集めて成り上がろうとした小物…とでも言えば納得するか?」
「まあね。たいした腕前じゃないみたいだし。本当の噂の冒険者かと期待してたんだけど。」
ツバキに興味を無くしたようにその場を後にするソードマンの少女。
「他の者に知らせはしないのか?帰った連中が私達を探してたようだが。」
「小物に小物を噛ませても何の得にもならないでしょ。それよりあそこに残った連中が少し気になるかな。その辺の奴らよりは役に立ちそう。」
「そうか。」
言うなりあっさり少女は去っていった。面倒事にはならなかったようだが剣士として下に見られたのが少し腹が立った。
だが自分が手を抜いていた事は気付かなかった様子。ふん、未熟者めと一人言い訳がましく愚痴る。
だが彼女の資質は本物だ。押し負けたのは事実だし根が負けず嫌いの彼女はすっきりしない焦燥感に駆られる気分になる。
「…修業し直すか。」



・ツバキ(21歳):若手のくせに踏み越えられるロートル気分。受けた屈辱は倍返しが信条。
・イリーナ(19歳♀):デコソード。荒削りながら実力はある。
 あくまで自分が一番という自信を持っているが噂のギルドが本物の実力なら師事しようかとも考えていた。
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妄想小説  1−7 ファイトクラブ

2008/08/23 15:54


「あー、この度はエトリアのギルド引継ぎの襲名式に来てもらった諸君。」
珍しく新人以外にも大勢の人間がたむろする冒険者ギルド。ようやくギルド長と一人の男が姿を現した。
「遅いぞ!早いとこ伝説のギルド様に会わせろー!」
「それについてはこちらの青年から話がある。」
「?」

「えー、彼らからの言伝です。この度はウチらのギルド引継ぎにわざわざ足を運んで貰ってご苦労様です。今回我々は率先して世界樹を攻略する意志は無いので、引継ぎにおける特典等を破棄します。よろしければ皆さんで分けてください。(金にはならんけど)」
「おい、そんなことはどうでもいいんだよ。メンバーの人達はどこにいるんだ?」
「えー、ですから姿を消しました。」  「はぁ!?」
急な話に集まった面子も怒りを隠せない。


泣きたくなる状況だがそれでもどうにかすべきとフォローに回るナナリス。
「えー… ここは余興をひとつ…」 
「なんだそりゃあ!ふざけんじゃねえぞ!」
見るからにコワモテといった風貌の冒険者がナナリスに掴みかかる。
「知らねえよ!俺だって押しつけられたんだ!」
あわや殴られるかという所で
スッ
「――ここは新人冒険者も集う場所だ。争い事はご遠慮願いたいが?」
暴れる男の首筋に剣先があてがわれる。一瞬の事に男ならず周囲の連中にも冷や汗が流れた。
「…ケッ! とんだ食わせ者だぜ!エトリアの英雄とやらもよ!」 
圧倒的な威圧感に荒くれな男も引き下がらずを得なかった。

「しかしなんでまた土壇場でこんな事に?」
「ニセモノだったってことじゃねえのか?」
突然の事態にざわめく冒険者達。

「でも俺たちは酒場で壁を割る剣士を見たんだ!」
酒場に居合わせた男達が声をあげる。
(そんなもんトリックに決まってるでしょ)
どこからか風の噂のような声が聞こえる。
「トリック…?」 
「確かにあんなの人間技じゃできっこないよな。」

知らず知らずにこのギルドの集まりはニセモノだという空気が広まった。


「なんだよペテン師かー?」 「帰ろ帰ろバカバカしい」 
「なんですかそれ! 皆勝手に変な期待持ってたくせに!」
周りの軽薄な態度に憤慨する武士の少女。
「一応ギルド登録の手続きは後で行う。用件がある者は少し残って欲しい。勝手に集まった入団金の返却も受け付けるが。」
ギルド長が仲裁にかかるが大半の者はゾロゾロと帰途に着いていった。

(これでこの話はお流れになるかしらね)
当事者にもかかわらず堂々と冒険者達のそばにいるライア。しかし周りの者達は彼女がいるということに気付く様子も無い。これこそ彼女のレンジャーとしての特技。存在感を完全に消し、周囲と一体化するかのように佇む事が出来るのだ。
先程の風評を流したのも彼女。誰が噂を流したなど並の冒険者には知るよしも無い。

当然気が済まない者もいる中で、
「納得いくか!部屋の奥にでも隠れてるんじゃねえのか!?」 「こら、勝手に…」 バタン!!
「うわっ!!何だいきなり!」 「顔はよく見えねえけどアイツらがペテン師だ!」 
ナナリスの矢面を減らす面でも強引に飛び出し、ギルド長の部屋へ踏み込んでくる連中を振りきるツバキとレイガ。
一瞬ギルド長と目配せをして礼をする二人。
(埋め合わせはいずれな) (期待しないでおくよ)
「待て、この野郎ー!」 残ってた血の気の多い連中も彼らを追うことで水が引くように去っていった。



・荒くれな男:たいていの場合こういうタイプは珍重されなさそう。
      小説版の世界樹しかり。
・カミツレ:和服ブシ。ツバキらの威光を利用しようと集まった他の冒険者連中にはいい印象を持ってなかった。ツバキをペテン師呼ばわりされて怒り心頭。
・ギルド長:たぶん集まった連中も一人で追い払えそう。いざこざの収拾も長の威圧感と能力あってこそ。


どうもまとまりが悪い。
要約するとギルド結成の集まりで旧メンバーがドタキャン→集まった有象無象が帰る→メインメンバーが残る
という感じにしたかったんだけども… 早いとこメインキャラの話に移りたい。
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ここしばらく

2008/08/19 20:02
画像
東京に出かけてました。
重い荷物と人混みの前に汗だくで死にそうになる中で世界樹エリアも絨毯買い。個人的にあまり成人向けの方には手が伸びず。(手に入らなかったとも言う)
やはり他人の妄想はいいなぁ。人それぞれのキャラ設定があるってのは素敵な事よな。
自分も自身で納得出来るような妄想をしたためたいと思い直す次第でした。しかしWikiなんぞを確認してみるともうちょっと買った方が良かったかしら。
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妄想小説  1−6 アンラッキースター

2008/08/11 10:04


「う、うーん…」
「お、気ィ付いたか。」
「案外早かったな。あまり加減する暇が無かったのだが」 
さらりと危ない事を言うツバキ。
「あ… ひ、ヒィっ!」
「まぁ落ち着けや。魔物じゃあるまいし何も取って喰おうってわけじゃ無いんやから」
そうは言っても当人にとっては目の前の人物は魔物以上の何かにしか見えない。
「あ、あんた達エトリアからの冒険者じゃ…!?」
「それについて話があるのよ。実はね…。」
3人は男に事情を話した。まず確かに自分達はエトリアのギルドメンバーだが、正直今集まっている大勢の冒険者の世話は見きれないと言うこと、面倒事が嫌なのでこれから逃げようと思ってた事、そこに自分が運悪くやってきたということなど。
「んで、ここからが本題なんやけどな。
ナナリスとか言うたっけか。お前さんオレらの代わりに集まってる連中の応対してくれ。」
「はぁ!?」
「オレらが手打ちするとやりすぎてしまうかもしれんからな。それなりにいい目は見せるから頼むわ。」
「多少なら私が盾にでもなってやるから。」
「うーん…。」
確かにこの人達の恐ろしさは今身を持って知ったばかりだ。しかしギルド長がついてるとは言え、のこのことあの冒険者の溜り場に出向いて無事で済むとは思えない。
「正直気乗りしないんだけど…。だいたいあんた達の事なんか誰にも喋ったりなんかしないって」
「お前がどんな奴か分からんからな。にっこり笑って騙くらかすような奴なんざ山ほど見てきたでー」
「まあ、こっちとしても後に引けなくなってる感じなのよ。あんまり後先考えない方だし」
「単刀直入に言えば少し痛い目見るかここで口封じされるかの二者択一だな。」
「…ワカリマシタ。」 

(あーあ、なんでこんな事に…。)
生まれつきなぜか不幸に見舞われるこの青年。それでも不平は言わないのが信条だったが今回はさすがに自分の不幸な出自を呪わざるを得ない気分であった。

「そういやギルド結成にお金なんか必要だったの?」
「誰でも他の者とチームを組みやすいようにここの場所の所属料金のようなものは必要だがな。あくまで希望者のみだが」
「有名なギルドに入るんなら渡す金は多くないといけないなんて話聞いてたんすけどね。そうやって伝説のギルドが作られたってのも聞いたし」
「俺らの時は勝手にメンバーが集まったし別に入団金なんざ必要なかったんやがなあ。なんぞ勝手に話に尾ひれついてるみたいやわ」
「えー」



・ナナリス(20歳♂):葉っぱバード。なぜか不運な星の生まれという設定が浮かんだ。
             くじけなければいずれは運も好転するさ。が信条。
・ギルド長:ギルド所に来る態度の悪いチンピラのいちゃもん程度なら一蹴してくれそう。
       頼れる女って感じ。
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妄想小説 1−5  驕れる者はドツボにはまる

2008/08/07 22:34
DSのFE買いました。
たまには世界樹にも触っておかないとなあ。


「どうせ明日になりゃ治まるやろ。酔っ払いの戯言で処理されて仕舞いや」
しかし楽天的に済む問題では無かった。翌日迄に噂は瞬く間に広がり、エトリアのギルドメンバーの威光にあやかりたいという冒険者は後を断たず、ギルド所に本登録に来た彼らのチームに入れて欲しいという者達が大勢押し寄せたのだった。


冒険者ギルドにて
ワイワイ ガヤガヤ
「…ありゃあー…。」
「だから言ったじゃないのさー。名前売れるとロクな事にならないって分かってたじゃないのよ。」
一夜明け、ギルド所に冒険者としての本登録をしようとやってきた3人だったが予想外の事態にさすがに戸惑うばかり。ひとまずギルド奥に隠れて様子を見るも、この騒ぎをどうすべきか悩んでいた。
「さすがにこれ全員は面倒見切れんわなあ。」
「大方剣の指導でも受けようかという者達が多そうだが正直お引き取り願いたいな。自分の面倒だけで手いっぱいだぞ私は。」
「だいたいあたし達を当てにしてるようじゃダメよ。自分達だけでやるんだって気概がなきゃ。」
「それが出来んからこう集まってるんやろ。気持ちは分からんでもないがな。」
「だが何人か腕利きも居そうだ。カミツレもここに来てるようだし。なんとかふるいにでも掛けられないかな。」

「まったく…。」 
ため息をつきながら部屋に入って来た鎧に身を包んだ騎士が一人。彼女こそこのハイ・ラガードの冒険者ギルドの責任者であるギルドマスターだ。
武骨な外見からは一見性別は判別しづらいが、目ざといレイガなどにはすぐ女性だと理解出来た。
「突然噂のエトリアのギルドメンバーがやって来たと思ったらこんな事になるとはな。まったく朝からてんてこまいだぞ。新人達の対応をしなければならない私の身にもなれ。」
「スマンですわ本当に。でも思いの外オレらの頼み聞いてくれる辺りさすがはギルド長やわ。」
「おべっかのつもりか?冒険者達の管理を努めるのは長の役目。私は仕事を果たしただけだ。」
「しかしあの大勢の冒険者を押さえ付けるとは貴方の威厳あってこそ出来る事だ。相当の腕と見受けるが。」
「お前達もな。若いにもかかわらず実に並々ならぬ実力を持っている。」
「それよりどうするのよ。勝手に入団金みたいなのも集まって来てるし。」
「この際煙に巻いて逃げちまうか。どの道まともに樹海に行く気は無いし。表舞台から隠れるには丁度良いやろ。」
「だが、どうやってこの場を抜ける気だ?」
「こいつ(ライア)なんかはその気になりゃ気配を消せるからな。殆どの奴には顔も覚えられて無いしトンズラこくなら今のうちや」
「…多少なりとも断りは入れるべきと思うがな。お前達を慕う者にも失礼だろう」 
「もともと面倒事は嫌いなんや。それに俺たちゃ交友が下手でな。正直穏便に済ますにはこれが一番と思うで」 
「(そういえば酒場の親父が殺されかけたと喚いてたな)ならば仕方ないか。では対応は私が…」

ガチャ 「あのー、入団金の工面について話が… ! あんた達ひょっとして…!」
「吩!」 ズガッ!
突如部屋に入ってきた若者の意識を分断するツバキ。そしてムチで男を縛りつけるレイガ。まさに早業。
「なっ…!お前達いきなり何をしてるんだ!!」
この一瞬の蛮行には熟練のギルド長も戸惑わざるを得ない。
「正体バラされたら困るでしょ。口止めよ」
事もなげに語る女レンジャー。
「しかし首打ちだったぞ!何かあったらどうする気だ!」
「峰打ちだ。」 「問題はないわな。」
やはり事もなげに語る当事者2人。
(…いかれてるというか、大事なネジが外れてると言うか…。)
これくらいでなきゃエトリアの世界樹踏破するなど出来ないか。伝説のギルドの姿の一端を見たような気がした。
「それでそいつはどうする気だ?どこかに閉じ込めでもするのか?」 
「顔知られちまったからには野放しには出来んやろ。まずは事情話してやな。」
「そうね。この際協力者になってもらう方が都合いいわ。」
(巡り合せの悪い男だ・・・。)
彼らと係わり合いになってしまったこの若者の不運を哀れむギルド長だった。


ライア:地味と言われた存在感を応用したら気配を消す技術を会得した。
レイガ:なんかスタコラと逃げるシチュエーションが似合いそうなイメージ。
ツバキ:世間知らずの面も相まって交友下手。
ギルド長:単身で5層渡り歩けるくらいだしレベル70くらいの実力はあるよな。
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この報告はカミツレにとってショックだった

2008/08/04 20:22
せっかく買ったペンタブ。さすがに持ち腐れはいかんという事で試しに適当に描いてみた。今まで漫然とかき集めていたCGを多少なり参考にしてみたりするなんて思いもよらなかった。

画像


最初は普通だったのになんか描いてくうちにしょぼくれた顔になってった。
やっぱり顔を描くには明確な想像図みたいなのがないとダメなのかな。
描いた後に 「今から竜狩りに行くぞー」 「えー」  といった内容の妄想が浮かんだ。
もうちょっとこなれていってチビキャラなんかを手早く描けるようになりたい。
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妄想小説 1−4 箸はおてもと

2008/08/03 16:04
この辺もうちょっと纏め方が足りないというかまとまりに欠ける。


一方、騒がしいテーブルから少し離れた所に若いブシドーとカースメイカーがたむろしていた。
(カプリどこいったんだろ…。)  「あそこのテーブルやっと静かに…。 !」  
騒ぎなどどこ吹く風のカースメイカーをよそに、急に取り乱し騒ぎのあるカウンターに近づく女ブシドー。
「ツバキさん!ツバキさんじゃないですか!!」  「ん? おお、カミツレか!久しぶりだな。」
「今度は何?」 「さっき話した旅先で知り合った武士の後輩だ。」 
見るからに異国の服装といったいでたちをしている彼女。和服という衣装らしいが、およそ冒険者向きとは言いがたい服は実に他の者の目を引く。頭に付けている花の髪飾りもまた佇まいを引き立たせるようだ。
「そちらはもしかしてライアさんですか?お噂はツバキさんから伺ってました!なんでも実力はあのギルドで一番だったって。」
「そんな大げさな。私がやっていけたのも他の皆がいたからこその話よ。」 
「…なあ嬢ちゃん、俺の事知らんか?」 「え? …えっと…」 
「あーもう!何で誰も知らんのや!“蛇竜”の鞭使いレイガって名前は有名や無いんか!」
《え…? “蛇竜”だって…? もしかしてエトリアの世界樹を制覇したあの伝説の…!》 
《伝説のギルドがここに来たって噂は本当だったのか?》《本物があんな若造のわけあんめえ》 
この街にエトリアからの冒険者がやって来ているという噂もあってか急に周囲がザワザワしだす。

「ほれ!有名やがな俺も!」  
「このバカ!面倒事嫌だからひっそり過ごすって話はどうなったのよ!」
事前に話していた約束を棚に上げて嬉しそうなレイガ。
「だってなんか悔しいやんか。お前らばっか有名人って。」
「ところでお前の後ろにいる黒い恰好の少女は誰だ?」 「ん? …うわびっくりした!いつの間に!?」
「あ、カースメイカーのチリアです。同じ新人同士ってことで仲良くなって〜」


また少し飲みながら込み入った話をする新人と冒険者達。
生い立ちとか体験談とかの話をぐちゃぐちゃと話し合う。
「ところでツバキさん達はどうしてここに?やはり世界樹を求めて?」
「いや、別に世界樹に挑もうという気概は無いよ。あくまで観光みたいなものだ。」 
「どうしてです?“斬鉄”として名を轟かせたあなたが!」

「ダハハ、こんな嬢ちゃんが噂の”斬鉄”だって?そんなちんちくりんな体型でよく言うぜ!」
彼らの話を聞いていた店主が酒を持ってきたついでにふいに口を開いた。 
「あ、バカ…!」 ビュッ!!
「危ない!」 「へ?」
持ち前の俊足でボサっとしている酒場の親父を引き倒すライア。
ズバン!!  「突然何だあ!?酒場の壁が割れたぞ!!」
切れ味抜群の斬撃が店を襲った。突然の出来事に酒場の客も度肝を抜かれるばかり。
「(胸の事を言ったら)次は殺すぞ…」 「ひいっ!!」 
まるで死神のような形相で酒場の親父を睨むツバキ。

「すげえ!やっぱり本物だ!俺達とギルドを組んでくれ!」「いや俺たちと!」
並の剣士では出来ない芸当を目の当たりにして、様子を見ていた客達も彼らが噂のエトリアの冒険者達と確信し次々と集まってくる。
「バカ!これ以上事大きくしてどうするんや!」 「…すまん。軽率だった。」
「とにかくここには居られないわよ。面倒だから逃げましょ」
「おいオッサン!代金やっとくで!」 
ひとまず場代として持ち金を入れた袋を主人に放り投げ、持ち前の身軽さで群がる人を飛び越え酒場を後にする。
「お、おい店壊した分足りねえぞ!」 
「足りない分は勉強代や!世界は広いって話と口は災いの元ってな!」 
「くそっ、ふざけんな!殺されかけたんだぞ!3倍貰っても割に合うか!」 
手早く周囲を巻く3人と人混みに邪魔されて追い掛けられない酒場の親父だった。
「…ツバキさーん」 「ふースッキリ… …あれ?姉貴は?」 そして取り残された後輩2人。


「あーあ。これで当分あそこに行けんで?」 「情けない…。修業が足らずに申し訳ない」 
「それよりどうするのよあんな騒ぎになって。おちおちのんびり表も歩けないわよ」
「どうせ明日になりゃ治まるやろ。酔っ払いの戯言で処理されて仕舞いや」
しかし楽天的に済む問題では無かった。あのエトリアの冒険者が本当にこの街にやって来たという噂は瞬く間に広がり、エトリアのギルドメンバーの威光にあやかりたいという冒険者は後を断たず、ギルド所に本登録に来た彼らのチームに入れて欲しい者達が大勢押し寄せたのであった


登場キャラ紹介
・ツバキ:エトリアの仲間うちで一番名が売れてる。貧乳言われると即ギレ。
・ライア:エトリアギルド最強の噂もあった実力者。本人はサポートに回るのが好き。
・レイガ:ギルド仲間としてやたらライア達ばかり評価されてるのが微妙に不満。
・カミツレ(18歳♀):おかっぱブシドー。ツバキとは昔世話になったとかで仲良し
・チリア(15歳♀):おさげカスメ。影と一体化するのが得意。あんま喋らないけど騒ぎの中には居た。
・酒場の親父:いい人ではあると思うけどプレイ中結構イラっとくる所もあった。
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妄想小説 1−3 あんたあの娘のなんなのさ

2008/07/31 22:40

パーティも3人となり入国試験とやらも問題なく合格し晴れて公国の滞在許可をもらえた3人。当面はのんびりするかという話となりまずは互いの再会を祝して酒場にて乾杯をすることにした。
この酒場は冒険者で常に賑わっている、ハイ・ラガードでも随一の酒場だ。店主の親父は一見ガラが悪いが、その実は冒険者に対して優しい一面もある。
まあ慇懃無礼な面も目立つが。
ステージのような場所ではバードが歌声を響かせている。
「しかし久しぶりに2人の戦いを見たがさすがだな。まったく腕は錆付いておらんようだ。」 
「そらコレでメシ食ってるからな。もっとも、一番強かった時よりかはなまってるけど。」 
「あそこで培われた強い精神は鈍らないさ。それがあればすぐ勘も取り戻せる。」
「それより今までの事聞かせてよ。どんな国に行って、どういう場所を見てきたのかさ。」 
「そういう話はお主達の方が得意ではないのか?私よりあちこち見て回ってるだろうし。」 
「人に聞く事もまた良いものなんだって。ツバキなら私達より意外な穴場知ってそうだし。前に聞いた滝の絶景なんか凄かったんだから。」

その後も思い出話に花が咲き…。
「そういや以前旅の中で私と同じブシドーと知り合ってな。」 「弟子みたいなもの?」 
「私がそんな立派な立場なものか。ただの後輩さ。」
「ちょうど新人だった頃の私と同じくらいの年でな。まっすぐな目をしていて、剣の腕も目をみはるくらいの良い筋をしていた。ライア達はそういった者と出会ったりはしなかったか?」 
「いや〜私は…。」 「?」
  カラーン
酒場にまた客が来たようだ。まあ店に客が来るのは当然の事。特に気に止めずに話を続ける。
「らっしゃい。新顔のようだな。」
「…」  
店主の挨拶には答えずに無愛想な態度でカウンターに着く男。どうやら格好からしてレンジャーのようだ。職業らしくいやに周囲を気にかけている。
「なあどうした?知り合いくらいいるんじゃないか?」
「俺もそんな話知らんで。いないなら否定すれば済む話やろ」 
「だからその…何ていうかさ。問題があるやつで」
周囲を見渡していた男が話をしていた3人に気づき、
「!! ライアの姉貴じゃねえか!やっぱりここに来れば会えると思ってたぜ!」 
急に冗舌になる男。
「…げ! あんたあの時の!」 「なんで急に姿を消したんだよ!あの時から俺はあんたに一生付いて行くって決めたって言ったねえか!あの誓いはどうなったんだよ!」
「知らないわよそんな話!あんたが勝手に舎弟自称してるだけでしょが!」

「昔の男か?」 「違うわよ!言い淀んでた後輩。」 
「なんや見た感じお前の方が年下に見えるがなあ。」
「失礼な事言わないでよ!私の方が年上よ!(1つだけだけど)」 
「そうだ!姉貴に失礼だろうが!大体誰だテメエ!」
「なんやお前、ライアの方知っといてオレを知らんとは。賞金稼ぎコンビのレイガとライアと言うたらちょっとしたもんやで?」
「だから知らねえよ!テメエ姉貴の何なんだ!」 「(ムカー) 俺はコイツの相棒や!」
「相棒だあ…!? 姉貴!俺という者がありながらなんでまたこんな」 
「あーもう面倒くさい!!」
「とりあえず積もる話のようだし飲みながらでも落ち着いて話をしよう」
正直苦手だった相手の突然の登場にライアも微妙にパニックになる事態に。この中では騒がせ役のツバキが珍しくまとめ役となっていた。



「うー…ちっと飲みすぎたか? ちょっとトイレ。」
しばらく飲みながら言い争いのような話をした後に金髪のレンジャーの男が席を立った。
「不躾で腹立つ奴やなー。師匠にそっくりや」 
「だから違うってば。勝手に弟子名乗ってるだけ。それにあれでも良いところあるのよ。
…それなりに」


登場キャラ
・レイガ(23歳♂):青髪ダークハンター。
           全盛期よか実力は落ちるが腕は健在。3人ともLvは40くらいか。
・ライア(22歳♀):茶髪レンジャー。
           現在はレイガとコンビを組んでるが一時期ソロ活動をしていた。
・ツバキ(21歳♀):サラシブシドー。なんで剣を極めるのかとかの理由は考えてないな。
・バジル(20歳♂):金髪レンジャー。
            どっかの国のチンピラだった。ライアと出合ったのは一年程前。
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妄想小説 1−2   シンクロシニティ

2008/07/28 19:55

入国許可を済ませ、中心街に入る2人。さすがは世界樹の街、賑わいはもちろんだが一目見て冒険者と分かる連中もひしめいている。
道行く者の表情を眺めているといかにも冒険者といった顔やいかにも駆け出しで自信なさげな顔をした若者もいる。自分にもそんな頃があったなぁと思わず懐かしくなる。
「何言ってんの。まだ2年しか経ってないじゃないの。ベテランぶるなんて15年は早いわよ。そんな年でも無いくせに。」
「生き抜いた経験ならベテランやで。お前も精神的には年増や。」  ボカッ
「それにしてもやっぱりこうしてるとエトリアの街を思い出すわねー。今どうなってるかしら。」 
「街に残った面子もいるしさびれてたりとかヒドイ事にはなっとらんやろ。」
世界樹を踏破した後、エトリアの仲間達の半分はエトリアに残り、半分は旅立って行った。エトリアにいる面子とは旅の中で長く留まっている場所がある時は手紙を出しあって互いの近況を報せあったり出来るが、旅に出た奴らはそうもいかない。今頃どこにいるのやら。
まあそこらで死ぬような連中じゃ無い事は自分達がよく知っている。エトリアにいるアルケミストのルッツも言っていた。
“俺たちはまたどこかで集まる予感がする”と。予感をあてにするようじゃ冒険者らしくは無いがこういう場所にいればそのうちひょっこり…

「そこの童、済まぬが少し聞きたいのだが…。」 「え…。」
異国の変わった服を来た細身の女性が変わった服を着た内気そうな少女に話しかけている。
「公国の詰め処はいずこか知らぬか?」 「え…?つめ…?」

「「ツバキ!」」

「…ん? おお!ライア殿にレイガ殿!お懐かしゅうござる!」 
「お前も来とったんか。やっぱ世界樹を見に?」 
「ここに別の世界樹があるという噂を聞いたら懐かしくなってな。何気なく立ち寄ったまでさ。」
鋭い目つきに薄めの衣服、そして小柄な体躯。彼女こそ居合いの達人として世界各地に名を知られているブシドーの一人、ツバキである。
どんなナマクラ刀でも彼女の手にかかれば鉄をも斬る事が出来るという技量から“斬鉄剣”の異名が広まっている。
彼女もピースメインのメンバーの一人で、修業の一環としてギルドに所属してからはメキメキと腕を上げていった。武士の道を極める為にエトリアを出てからも旅を続けている。
「それにしても久しぶりね。2年しか経ってないのに剣士としての腕も初めて会った時とは比べものになんないみたい。いかにも凄腕って感じするわ。」 
「なに、私などまだまだ若輩者さ。もっと成長しなければな。」 「さすがツバキ。妥協しない所は相変わらずね。」
「逞しくなっても胸の絶壁は相変わらずみたいやがな。」
ヒュッ! 「へあ!!」
一瞬でレイガの首筋を刀が掠めた。
「すごい!全く太刀筋が見えなかった!居合いの技は健在みたいね。」 
「会って早々殺す気か!!」  「峰打ちだ。問題は無い。」 
「冗談通じん所も相変わらずやなまったく…。」
目つきの悪さなどの見た目からも人を寄せ付けないイメージを持たれるが、性格は穏やかでお人好しである。しかし密かに器量にコンプレックスが有り、そこをからかわれると即キレる。
彼女に関わるならば注意しなければならないポイントである。

「あ、あの…」 彼らのやり取りに面食らいながらもピンク髪の少女が声をかけた。
「ん?おお、放っておいてすまなかった。公国の詰め処はどこか知らぬか?」 
「え、えっと…爪…?」
「そっちの言葉で会話すなや。分かりづらくて困ってるやろ。嬢ちゃん、偉い人のいる場所か冒険者の集まるとこ知らんか?」
「あ…。冒険者の人たちがいる所ならあっちだよ…」 
「そっか。ありがとね。とりあえず行こうか。」 
「いや、紛らわしくしてすまなかったな。」 「ううん。あ、あの…」 「ん?」
「な、なんでもない…。」 「そうか。では失礼する。」 
(うちの宿屋に来てって言えなかった…。)


登場人物
・レイガ(23歳):青髪ダークハンター。自分の第一印象はなぜか関西弁。
・ライア(22歳):茶髪レンジャー。昔は一匹狼だった。
・ツバキ(21歳):サラシブシドー。ギルド加入は後発組。
・宿屋の娘:将来はおばちゃんみたいになるんだろうか。
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妄想小説 〜幸運のギルド フォルテューナ〜

2008/07/26 20:23
適当に書き散らしてきた妄想ストーリーを纏めるべくSSを書いてみる。
大まかなストーリーとしてはエトリアのギルドの名を継いだ新人達が2つのギルドに分かれて奮闘してくという感じ。

世界樹の迷宮 諸王の聖杯 〜若きギルドに幸運あれ〜

1−1 事の切欠


大陸の遥か北方に広がる高地、そこには巨大な樹を街の神木と崇めるハイ・ラガード公国があった。
空飛ぶ城の伝説と広大な迷宮…。 この触れは冒険者達の心を捕らえ多くの者たちが公国に訪れた。
その数多の冒険者がしだいに埋もれていく中で、新しい風を起こすかのような若者達がひと知れずこの国にやって来たのであった。


「ここが最近世界樹で有名になったっていうハイ・ラガードの国?」
「そうらしいなあ。しっかしずいぶん樹と町並みが密着してるみたいやな。樹を中心に町が出来てるっていうか。」 
公国の入国口の前に2人の冒険者がたたずんでいる。青い髪に片目が隠れている男はダークハンターのレイガ、幼さの残る顔立ちの女はレンジャーのライアと言う。
年齢はまだまだ若いようだが奥底からかすかに感じ取れる雰囲気は只者では無い。
「それにしても懐かしいわね。そんな昔じゃないのにずっと前にあった事みたい。あの街であった出来事の数々がさ」
何を隠そうこの2人、2年前に遠いエトリアの国で世界樹の迷宮を踏破した伝説のギルド「ピースメイン」の中心メンバーの2人である。しかしこの国に来た理由はエトリアの時とは少し違う。
「まあ正直また死ぬ思いして潜るのは御免だわな。」
今回はあくまでも様子見、一歩引いた形でいようという心構えのようだ。
というのも、レイガが以前まで必死に金を稼いでいた理由の故郷への仕送りはほぼ必要が無くなって来たからだ。彼が元々冒険者の稼業に手を出したのはそれが大きな理由である。
エトリアでの稼ぎは裕福ではない環境の故郷を豊かにするには十二分なものだった。もちろん、今でも手紙と共に仕送りは欠かさないが兄弟達もそろそろ立派に稼ぐ事が出来るようになる年ごろだ。
弟達の親的存在として家族を引っ張ってきた身としては兄弟達には自分とは違いまっとうな人生を歩んで欲しいと思っている。
そういう意味でわざわざ命を賭ける状況に身を置くのは好ましくは無い。実力は自他共に認める腕だと自負しているが、それ以上に一番重要なのは運だ。これまで自分と同じような境遇で無理をし、命を落とした同業者を山程見てきた。自分もいつそうなってもおかしくないのが世界樹の迷宮の恐ろしい所だ。今にして思えば、自分達のギルドで犠牲になったような者は1人もいなかった。
どれほど幸運な連中だったのだと空恐ろしくなる。
だが決して臆病になったわけではない。常に鍛練を怠らず、冒険者としての感覚を研ぎ澄ましてある。さすがに全盛期までにはいかないが、つまらない事で不覚を取ることは決してない。
「聞いた話だとエトリアにはいなかった職業の冒険者もいるらしいじゃない。興味あるわ。」
他にも理由はある。エトリアで世界樹を踏破し、この世界の真実を知った者として、その事実をしかと世に広める義務がある。しかしギルドとしては決して大きくは無かったピースメイン。
伝え聞くだけでなく、真実を直接知るという当事者は多くなくてはならない。
その点では新しい冒険者にも使命を託した方が都合が良い。

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バードが強くて何が悪い

2008/07/23 22:31


バキ(18)
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少年チャンピオン・コミックス 著者:板垣恵介出版社:秋田書店サイズ:コミックページ数:183p発行年


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バードの装備できる武器の多彩さにはどんな理由があるのかと考えてみる。
後列のお供として弓から剣、はては杖まで。3種類まで装備できるとなるとさすがに他の職連中よか武器の扱いに長けてるような気がしないでもない。ボスマラソンをしてる方々なんかは各種属性武器なんかで能率の良い作業を可能にしていたりするようで。単純に敵を倒す力よりかいかに効率の良い対応力を持つかということに重きを置いた戦い方が信条となりそう。まさに環境利用闘法といったところではないかしら。
もしくは妄想の上でかつては名を馳せたソードマンだったなんて展開もありか。自分の場合はそれは無いけども。

自分のギルドのバードは主力とは一歩かけ離れたタイプでエトリアの先輩冒険者と行動を共にするといった感じですがそんな中で単に歌うだけでは樹海では生き残れんと武術の指導を行うなんて妄想。

レイガ(ダクハン) 「冒険者たるもの一芸だけってのもあかん。特に俺らみたいな突出したもんが無いような奴らにはな。最低限の武器の扱いくらいできなきゃ生き残れんわ。」

ダークハンターって暗器使いとかにも考えられるかも。鞭は分銅とか、剣は投げナイフとかに見立てて。なんかソードマンとかに比べて軽めの剣を好みそうな印象があるなあ。

んで先輩達から一時的に離れて個人で珍しく主力メンバーたちと合流したバード。戦闘面では期待されてなかった中での思いがけぬ大活躍に火力チームの度肝を抜くことに。

カミツレ「なるほど そもそも楽士はあらゆる楽器を自らの手足のように使いこなす技量があっての職業 ならば武器の扱いに長けていても当然のことというわけですか」
ティラム「そうなのか…?」
ナナリス「当たっている 半分はね…  楽術とは戦場における対応術 自らの部隊を有利な場へ導くのが仕事  つまり戦術全般に長ける」
傍観者みたいな主力メンバーを横目に黒騎士相手に手持ちの杖をブン投げ面食らう相手の隙を突き剣で黒騎士の毒手を切断するナナリス(違う)

状況に応じて武器を持ち換え、素早く戦闘のペースを支配する。逸脱しすぎない範囲ならこれくらいはいいかと。
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